2006年12月11日 (月)

「転々」ロケ@門前仲町

 その名の通り各地を転々としている「転々」ロケも終盤に近づいてきました。今回は日曜日の門前仲町ロケにエキストラとして出演なさった堕美庵さんのロケレポートです。大変詳細なレポートです。堕美庵さん、本当に有難うございましたm(_ _)m

 「朝8時頃、門前仲町を出て歩くこと数歩。 永代通りに面した、角の黄色いビニールシート屋根の「○○ちゃんラーメン」に長~い行列にて並ぶお客さん役エ キストラに参加致しました。 此処ではワン・シーンのみ。 設定は平日昼休み。 「○○ちゃんラーメン」からではなく、隣か、別の飲食店から昼食終 えて帰る、岩松了さん、ふせえりさん、松重豊さん(おそらく職場の同僚?)が移動。 このお3人さんが「○○ちゃんラーメン」大行列の脇を歩きながら、戻るシーンを撮影。 助監督さんからは「エキストラさんの方に向かって役者さん達が歩いて行きますが、皆さんは役者さ んを見ないで、早く列が進まないかなぁ~と、ラーメン屋さんの出入り口を気にして見ていて下さい 。で、列が進んだら自然に詰めると…」 そりゃそうだ(納得)。 しかし、お3人さんが真っ直ぐ歩いて来た道を左折し、行列を横切るタイミングと、その周辺エキス トラが列を詰めるタイミングに「異常な迄に(笑)妥協を許さぬ」三木聡監督の元、20回弱のテスト が繰り返されました(「花やしき」でのジェット・コースター・シーンが蘇る) 役者さんもエキストラも同じ道を行ったり来たり。 お陰でテストや本番では勿論無理ですが、スタンバイする迄の過程で、何回もお3人さんの事は確認 (ああ…これがオダギリさんだったら・笑)。

 しかし、やはり何と言っても1番目立つのは、いつもの事ながら三木監督なんですねぇ(笑) この日は特に黄緑色と言うより鮮やかな「芋虫色」(笑)のよりによって「スカジャン」!しかも良 く見ると迷彩柄になっていて、そこにドラゴンの刺繍やら、訳の解らぬ絵柄や漢字の刺繍が施され、 一体こーゆー服をいつ、何処で手に入れるのか解りません。 「普通の人」はもう絶対、手にも取りません(キッパリ!) ある意味凄い「悪趣味」なのですが、それに全然負けてない、いや完全に着こなしている監督は見 事です。 さすがのオダギリさんもここ迄の域には到達していないでしょう( というか到達しなくて全然いいですっ!笑) 「新宿」での「赤」といい、今回の「芋虫迷彩」といい、どんなに離れていても監督だけは見つけら れますよ。えりネエ様の趣味なのでしょうか? 凄いカップルだっ!

 続いて役者さん3人の衣裳&more…
 ★松重さん⇒少しグレーがかった白いフリースの前ジッバーを、首元迄上げ…ボトムス?思い出せま せん(笑)しかしあの岩の如きゴツゴツ顔と眼光の鋭さ迫力満点&デカッ(他の2人が小さかっただ けかも・笑)
 ★岩松さん⇒まんまでした(笑)いやいや、え~っと確か(テキトー・笑)有りがちなワイシャツに 、白のウールのVネック・カーディガン。 ボトムスはフラノ地のダーク・グレー・パンツ(おそらく、いや勿論ツー・タックに違いない・笑)
 ★ふせさん⇒まんまです(笑)どうしてこうも女優さんは、皆さん小さくて華奢なのでしょうか? しかし「一筋繩ではいっかないよ~ん♪オーラ」炸裂!(笑) ヘアはベリー・ショート(勝手にしやがれのジーン・セバーグ風)トップスはシャツ・カラーのブラ ウスの上に白い薄めのVネック・カーディガン(縦ストライプの地模様有) ボトムスはダーク・ブラウンのベロアの膝丈スカート。 黒のスパッツ(しかしおみ足細い為、ももひき状態・笑) 最高なのがライト・ブルーにデカイ黒の水玉模様の『5本指ソックス』!(笑・出ったあ~!←あれ 凄く気持ちいいんですよねぇ。←愛用者。でも80年代にはゼッタイ有りませんでしたっ!) しかもそれにショッキング・ピンクのつっかけ(笑)まさにネエ様テイスト。 いや「三木夫妻」テイスト(爆笑)

で、お3人が交わされた台詞は以下の通り。聞き取れた範囲ですが。

 岩松:(婦女子が最も嫌がるおじさんの「爪楊枝シーハー」しながら)「こういう寂れた所に、隠れ た名店(○○ちゃんラーメンの事)ってのがあんだよお~」
 松重:「そんなに旨かったんすかっ!?」
 ふせ:(強い口調で)「違うのお~!あの店、ババアが一人でやってるもんだからあ、出てくんの遅 いのなんの!…」

因みにふせさんの台詞、最初は「バアチャン」→「バアサン」→「ババア」へと変化して参りました (爆!)

三木監督・熊本課長・又来婦警とくればもう~泣く子も黙る~(笑)迷作 シリーズ『時効警察』!! で、そこに松重さんが加わったとなると「そこそこラーメン」が被るところの『亀は以外と速く泳ぐ 』のスパイ・トリオ…思い出されますねぇ。 相変わらず身内で楽しんでますねぇ(笑) ところでこの映画、一体何処行くんでしょうか?」


・・・ほんとにどこへ行くんでしょうね(笑) 時効警察2を心待ちにしている身としては、その4人が並んでいるだけでも嬉しいですけど・・・身内でも(笑)
堕美庵さんは私と違って服装にお詳しいので、衣装チェックも細かく、お3方の様子が本当に目に浮かぶようですvv残念ながら監督の芋虫ジャンパーは映像には出てこないと思いますが(そう信じてはいますが・笑)、時効の面々が現れたら是非、この堕美庵さんのレポを思い出して堪能して下さいませvv

堕美庵さん、詳しいレポを本当に有難うございました~vv




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2006年12月10日 (日)

「転々」ロケ@花やしき

221_1 幸せな事にお呼びがかかったとある火曜日、「転々」花やしきロケのエキストラに参加させて頂きました。火曜日なのは花やしきの定休日だからで、朝早くから園内工事やカラスの鳴き声の合間をかいくぐるようにしてロケは進められました。
 この日は吉高由利子さんと、小泉今日子母と子の3人で、ジェットコースターの先頭に乗っているオダギリジョーと三浦氏を見つけて笑って手を振る、というシーンでした。母息子は幼い時にも来た事があるという設定で、その回想シーンも撮っていました。
 先頭に乗っている2人をこっち側から撮るのが難しいらしく、カメラテストを何回も繰り返してはカメラ位置を直して又テスト、の繰り返しでこれがホントに大変そうだったのですが。ですが、実はほとんどのテストでコースターの先頭に乗り込んでいたのが監督で、失礼ながらそのテストを本当にエンジョイなさっているご様子でした(笑)。モニターをカメラの横に置き、カメラ映像を確認しながら乗るという一種意味不明な回も含め(笑)、半端でない回数お乗りになったのち、ようやく監督は主役の2人にその座を明け渡しましたが、彼らは5、6回ぐらいしか乗せてもらえなかったのではないでしょうか。続く回想シーンでも、イメージだからエキストラはジェットコースターに乗らなくていいと言われたのですが、その無人のはずのコースターでも監督はテストから本番直前まで最前列にしっかりご乗車でしたしvv この日は遊園地ロケという事でエキストラには親子連れさんも呼ばれていて、小さい方達は園内遊び放題ですからもう目をきらきらさせてはしゃぎ回っていましたが、そのお子さん達に負けない目の輝きを、監督の瞳に見ることが出来ましたよ(笑) きっと良い映画になるんじゃないでしょうかvv

 上からでも後ろからでもなく(笑)今回のオダギリ氏をまともに見られたのはこれが初めてでしたが、鳥の巣アタマはさすがにウィッグ足しているようでしたv 眉がキリッと濃く描き足されていて、若々しく凛々しいです。そしてコノ年代の風俗をリアルタイムで知っている大御所3人(笑)で鳩首会議の結果、あのアタマなら革ジャンにシルバーチェーンじゃらじゃらのとんがりブーツにグラサンでないとヘンだろう、という事になりました。一昔前の矢沢永吉のようなアタマ、といえばお分かりいただけるでしょうか。今ほど服装に選択肢がなく、衣装がそのまま意匠となっていた時代ですので、もしアタマをあそこまでキメてしまった例えばガンズアンドローゼスとかセックスピストルズとかの愛好者なら、間違ってもGジャンやGパンといった軟弱な(笑)服は選ばなかったんですけどね。そうでないと柳沢信吾さん系の「三の筋」に素で挑む天然ボケ、という事になりまする。いえ、コースターに乗って驚いてみせているそのノリはまぎれもなく難波花月、でしたけれどねv 全編あんなふうに小者キャラだとしたらちょっサビシイかも。前にも書いた三浦さんの長髪はさらにパワーアップしていて、撮影の合間に今流行の立体マスクをかけている様子はまるでからす天狗のようでしたしvいろんな意味ですごいカップルです(笑)

222 午後からは、石原良純さんとオダギリ氏で、花やしきのお隣の名店「愛玉子(あいぎょーちぃ)」で撮影でした。台湾銘菓、のど越しさわやかなレモン色のゼリーで私も大好きなんですが、ここもこの日はお休み。すると道行く人が

「先輩、何で今日はみんな休みなんですか?」
「花やしきが休みの火曜は、浅草がお休みの日なんだよ。でほら、集金の方々が来るわけだ。」
あごで示すほうをふと見ると、そこには外務官僚もかくやという黒塗りの高級車が一台と、まるで大統領護衛のシークレットサービスさながら、車の側を走ってついて来る若い衆・・・そしてとあるお店の前で降り立つお歴々はまるで映画のワンシーンのように鮮やかな、あたりを払うかのごとき威風堂々としたご様子。いや、まじでロケより緊張しますって(笑)。

オダギリ氏のおかげで大変なものを見せていただきましたよ・・・有難う。よい冥土の土産になりましたvv

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2006年12月 2日 (土)

「転々」ロケレポ・簡単ですが

(1)11/28 浜田山近辺にて
偶然友人の家の近くで撮影があり、電話もらって飛んでいきました(笑)。三浦氏が、いったい誰なのかしばらくわからずにいたくらい、特に後姿がすごい変貌ぶりでびっくり。オダギリ氏はいつも通りエラくラフな格好でしたが、そのまま出演していたので更にびっくり(笑) あんまりふつーで、ふと気がつくと良く似たスタッフさんを目で追ってましたよv(一人、とても背格好が似ている方がいるのです)どこにいてもすぐわかるのは監督。そして監督は、私が原作を読んで想像していた「借金取り」のイメージにぴったりでした・・・ええ、時効の時よりパワーアップしてましたよ(笑) 友人のお子さんを迎えに行く時間となり、途中で見学終了。

(2)11/30 昼 文化○子大前
研修の合間に見学。いや、サボっていませんよ(笑) 上から見ていたんですから。それで実はお顔がよくわからなかったんですが、黒髪長髪美女が登場していました・・・え~彼女が元ス○リッパー???それはいくらなんでもカワイソすぎ・・・?それから、特筆すべきはオダギリ氏、それ、私服でしょっっ(大爆笑)時効警察のスタジオに着て来ていた時は、さすがに足元はウェスタンブーツでしたが、上はインまで同じ。その時三木監督に「かっこいいねそれ」と冷やかし半分で褒められていましたから、「アレにしましょうか」的な会話があったかも知れず。わかりませんが(おい)。  
 この日実は夜に某「新○の母」前で(笑)ロケがあり、エキストラに呼んで頂いていたのですがどうにも体調不良で、友人たちにピンチヒッターを頼みました。寒い中、夜中近くまで吹きっさらしに立ちっぱなしだった由、ほんとにゴメンナサイでしたm(_ _)m

 次回、有難い事に12/5のエキストラに呼んで頂いております。それまでに1本でも2本でも翻訳仕上げて(泣)今度こそ万全の体調で望みたいと思います・・・。

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2006年11月27日 (月)

「転々」撮影状況

間接的では在りますが(^_^;)

「転々」撮影スケジュールは、現在

だいたいこのような感じで進められているようです

こちら。

 

『転  々』
原  作::: 藤田宜永(新潮社刊)
監  督:::

三木聡
  ※TV 『時効警察』   
  ※映画 
    『亀は意外と速く泳ぐ』
    『イン・ザ・プール』
    『ダメジン』

キャスト::: オダギリジョー/三浦友和/他
撮影日 場所
2006年11月22日(水)
新小金井
2006年11月24日(金)
井の頭公園
2006年11月26日(日)
都内近郊
2006年11月28日(火)
都内近郊
2006年11月29日(水)
高円寺
2006年11月30日(木)
新宿
2006年12月1日(金)
新大久保
2006年12月5日(火)
浅草(花屋敷)
2006年12月10日(日)
門前仲町
2006年12月10日(日)
江東区内
2006年12月13日(水)
都内近郊

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2006年9月15日 (金)

転々(2)


スクラップヘヴンその後?
以前、ここに「知り合いの話」として書きましたが、藤田宣永氏の「転々」映画化は確定したようです。写真から、製作会社のPRページに飛びます。

そのうちまた、公式ページが出来ると思いますが、

現段階では、

大学生=オダギリジョー
取立屋=三浦友和

までは決まっているそうです。

しかし藤田氏の映画はこれより先に一本撮っているところですし
この会社の製作予定の順番から言っても、
肝心のオダギリ氏の予定から言っても
もう少し先、の話でしょうか。

私の庭(笑)とでも言うべきフィールドを2人で歩き回ってくれるので、ロケに遭遇したらレポしたいと思っておりますです・・・・

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2006年7月 4日 (火)

転々

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藤田宜永作。この写真の本は文庫ですが、うちには初版本があります。奥付を見たら1999年4月30日となっていました。
藤田氏は奥様が小池真理子氏で、世に出るのも直木賞を受賞したのも奥様のほうが先でしたので、そのことで一時話題になった事がありました。小池さんの受賞は1995年。この作品の頃はまだ奥様のほうが時代の寵児としてご活躍でした。私も当時、藤田氏は単に好きな作家の一人、でしかなかったです。頭でっかちに先走るタイプの抒情詩人、といった感じで、まだその粗さばかりが目に付きました。

それがどうしてこの本だけ手元にあるかというと、この話に限っては、どうも虚実織り交ぜるうちの「実」の部分が多かったらしい。それで、氏の作品の中では比較的事実関係に無理が無く、ディテールや設定に引っかかる事無く読み通す事が出来たんですね。(唖然とするようなミスもまだたくさんありますが)。で、作品として読んでいくと、珍しく主人公以外にもう一人、心を配って書いている人がいます。それがこれ以降藤田氏の作品にさまざまに形を変えて出てくる「中年オヤジ」の原型。私は当時俳優の山崎努さんが大好きで、つまりはオヤジスキーで(笑)、まだオヤジが「かっこいい」小説はあまりなかったので、この本の中に出てくる福原という「天国と地獄を同時に見ているような」目をした四十七歳の男に本当に惚れこんでました。読みながら山崎さんを当てていくと、その怒声と色香と破壊力と寂寥が、ステロタイプで無味乾燥な描写の間から文字通り匂い立ってくるようで、本当に愉しかった。昨日ひさしぶりに読み返して、今の山崎氏だとちょっと油が抜けかけているか、と思いつつも、まだまだ佐藤浩市ではカワイソウだし、ほかの役者さんでは悪品が足りなさすぎるし、やっぱり最後は山崎さんを当てて読んでましたね。連れとなる学生さんは、今なら加瀬さん、でしょうか。ちょい悪オヤジをはるかに通り越したダメダメオヤジですが、オヤジスキーにはたまらない「死なず消え去る老兵の生き様」を堪能できます。もしご興味のある方は是非どうぞ。

そして知り合いのある方が、ネットに出ている情報を確認して下さった所によると、本当にこの作品の映画化は決まっているそうです。スケジュール調整がつき次第(秋ごろ?)撮り始めるとかで、主演オダギリジョーもまずもう動かないらしい・・・なんか、ちょっと、びっくりなんですが、詳しくは、公式等で発表になるまでお待ち下さい。そして企画をなさった方、オダギリ氏に話を持ち込んだ方は、ひょっとしてひょっとすると初版本の表紙さし絵を見て、インスパイアされたのかもしれません・・・こちら(笑)↓



スクラップヘヴンその後?


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