2006年10月31日 (火)

九州歯科大トークショー(1)

最初に、舞台降りて左側に設置された大型プロジェクター(階段教室の講義で使うようなでっかいモノ)で「実録パビリオン山椒魚」が流されました。予告編も流れ、これで30分使ったら許さんぞオダギリっ(山頂にある体育館までの坂があまりにも心臓破りでした(^_^;)・・・と思い始めた頃、司会の方登場。続いて呼ばれたオダギリ氏登場。ところがとたんにものすっごい悲鳴と歓声で、つい、監督が出て来られなくなりました。そしたらそれをまるで手下を呼ぶように手を下ろしたまま指先でクイクイと招くワルギリ、操られるようにするすると登場する監督(笑)・・・後述しますが賢い学生さんたちには、もうこの2人の力関係は控え室の段階でとっくにわかっていたようです(笑)
舞台にはソファセット(シングルソファ3つ)とセンターテーブル。その上にはなんとキンジロー君が乗っかっていまして、腰を下ろしたオダギリ氏はさっそく手にとっていじり倒しています。服装は、福岡の帽子(笑)と、以前前からよく着てるグレーのソフトボートネックTシャツ(山椒魚のぢゃないです)に、キャメルのダブルフェイスのロングコート、ブラックテンセルのパンツにブーツ、でした。今回私の座席は体育館の半分より少し後ろだったのですが、先ほどのプロジェクターにドアップで映してくれていたので様子はとてもよくわかりました。そして監督は、こないだの初日舞台挨拶の時のスーツ・・・監督、毎回おんなじの着てるとワルギリになんか言われますよ(笑)

司:(まず映画について丁寧に紹介してくれました)で、今回は九州歯科大のイベントということで、この体育館でトークショーなわけですが、いかがですか?
オ・冨:・・・・・・・・(2人で黙ってお姉さんを見つめています)
(ちなみに2人ともまだ「こんにちわ」のご挨拶も言ってません)
司:あ、えっと、体育館でトークショーとかって珍しいですよね、オダギリさん!(お姉さんは早速ひとつ学習したようです)
オ:(ハンドマイクを手に)そう、ですね・・・あんま、ないですね。
司:ですよね、芸能人の方でこういう感じのはあんまりね・・・監督はいかがですか
冨:うーん、広いわりに舞台が狭いですね!(思いついて嬉しげ)
司:あ、そうですね~(あっさり流して)では監督は学生の頃大学祭には、何か思い出がおありでしょうか
冨:いや、僕はあんまりイケてない学生だったもので、学祭がいつやってたかもわからないぐらいのもので・・・(エーッ栄光の「亀虫」デビューの舞台じゃないっと全員が突っ込んでましたが、お姉さんはスルー・笑)
司:オダギリさんはいかがですか?
オ:あ・・・ぼくは大学生はやっていないんですよね。留学とかしてて。だから日本の大学生には憧れがありますね。
この後司会者が「実録山椒魚」の説明をしながら「ご覧になった方どのくらいいらっしゃいますか」と会場に挙手をお願いしますと、ちらほらと。監督とオダギリ氏、壇上でひそひそ話・・・オ「少ないですね~」冨「東京から来た人かな」オ「んな感じでしょうね~」
司:有難うございます~ で、何故監督は山椒魚を撮ろうとお思いになったんですか?
冨:まあ山椒魚が面白いから、なんですが(と、ここからいつものシーボルトのお話をして下さってました)
司:オダギリさんは北九州は初めてですか?
オ:そうですね・・・福岡は何度か来させて頂いているんですが、北九州は・・・ねぇ、空港も出来たばかりで・・・たぶん・・・初めて(笑)だと思います。
司:では北九州について、何か聞いていらっしゃる事とか
オ:北九州って・・・小倉ですよね。小倉出身の方とか・・・光石研さんも確か小倉ご出身なんですよね。あとは映画でもよく舞台になっていたり・・・
司:監督は?
冨:映画だと、監督で青山真治さんとかご出身ですよね。常浦さんとか。あと舞台になっているのでは「仁義なき戦い」の続編とかですかね。
司:今日はここに実はキンジロー君も連れてきていただいているんですが。
富:あ、それはメカキンジローっていって、作り物です
司:え?(見るからにツクリモノですから、お姉さんどう返していいかわからないっ)
冨:いいんです、作り物ですから(オダギリ氏下向いて笑ってます)
司:えー・・・映画の中ではオダギリさんの役は、最初レントゲン医師でそれがドンドン変化していくんですけど、監督はどうしてこの役をオダギリさんに?
冨:レントゲン医師がですね、えーと最後(オダギリ氏を見る→Goサインが出る)山賊になっちゃうんですが(笑)、そのレントゲン医師でありながら山賊っていうのを面白く演れる人っていったらオダギリさんしかいなかったんですね。まぁそれを演じているオダギリさんを見たいっていうか。僕はオダギリさんって昔のアメリカの俳優さんみたいだな、と思ってよくご本人にもそう言うんですが、そのたんびに「そうですか?」で終わっちゃうんですが・・・(監督fade out・笑)
司:ではオダギリさんの方は。
オ:うーん、脚本って、面白いのとつまらないのとあるんですよ。でつまらない脚本っていうのはもうどうしようもなくて、たぶんとんでもない台本と監督持ってこないとうまくいかないんだと思うんですよ。で、冨永監督の脚本は、最初読んだ時にすごく面白かったんです・・・だからどうなんだ、という感じですが。
司:(^_^;)ではお互い最初にお会いになった時の第一印象は。
冨:僕はすっごく緊張してましてですね。第一印象って言うか、ろくに何も話せなかったですね。オダギリさんは・・・なんかとても飲み方のめんどくさいお茶を飲んでました(監督、ふつーの紅茶だったら怒りますよっ・笑)
司:そうだったんですか?
オ:いや、覚えていないですね・・・どんなお茶飲んでたか、までは覚えていない、程度には僕も緊張していたという事で。
司:ではその後印象は変わられましたか。
冨:2回目はそんなに緊張してませんでしたから、だいぶかわった・・・あれ、2度目は呑んだんだっけ
オ:そう・・・でしたね。某ホテルの。
司:あ、では撮影が始まったらお2人で飲みにいかれるとかそういう機会が増えましたか?(解説しますと、この2人どう見ても普通に遊び友達にしか見えない(笑)んですよ。プライベートでも仲いいのかな、と司会の人が思っても不思議はない位くつろいでまして(^_^;)。しかし当然のことながらこの質問の意図は監督には伝わらなかったです)
冨:いえ、衣装合わせとか、本読みとかでお会いしたくらいで、もう、すぐに撮りに入ってしまいましたからね。
司:・・・ではオダギリさんのほうは、このどんどん暴走していく役なんですけれども、役作りはどういった感じで?
オ:別に・・・(笑)何も。
司:ではこう、監督の意を受けながら・・・
オ:その辺もある種適当、でしたね(笑)
司:監督、そうなんですか
冨:ええ、適当にやってくださいと言いましたので。
司:では違うところはディスカッションをして詰めていくという感じですか
オ:別にディスカッションというようなものはなかったですよ
冨:ディスカッションという感じではなく、ああいう感じ、ああなるほど、みたいな。僕達、年近いんですよ。で見ていたテレビとか共通のものが多くて、それで具体的にはこう、って名前を挙げて説明する事が出来たんですね。
司:では、特にここはこうして下さいみたいな要求とかは。
オ:強い要求、というものは出されなかったですね。
司:オダギリさんは、いろんな俳優さん出ていらっしゃいますけど、特にこの人とは是非、というのはありましたか。
オ:僕は高田純次さんとは嬉しかったですね。仕事以外でも、僕趣味で写真撮っているんですが、高田さんも撮らせて頂きました。
司:あの。レントゲンバスを正面から撮ったシーン、私大好きなんですけれど、長いですよね。ワンカットで。大変でしたか
オ:タイヘン、というより楽しかったですね~
冨:まあ撮影は5分か6分、通しで撮りましたけどね・・・高田さんって、何してくるのかわからないところがあって、(オダギリ氏に向かって)警戒・・・してたんだよね(オダギリ氏、そうそうと頷く)そしたら案外直球ど真ん中で。
オ:何が来てもいいようにいろいろ考えていたんですけど、案外大丈夫、でしたね。だって僕がNG出すわけにはいかないじゃないですか。だからそれだけはならないように頑張りました。
司:香椎さんはいかがでしたか。
オ:ん・・・清楚な・・・(と、すぐ監督に顔を向ける)
冨:(引き取って)賢い人だなぁと思いましたね。あの時はまだ18ぐらいだったと思うんですが。
司:ではあづきちゃん役を香椎さんにと思われたのは?
冨:あれは女子高生の役ですが、それっぽい人ではなく、どこかよくわからない人がよかったんですよ。彼女はいかにも映画女優っぽく美しくて、そこがとても妄想をかきたてられてよかっだてす。彼女の存在によって妄想を触発されて、っていうそういう映画ですから。
司:妄想、ですか(^_^;)
冨:ええ、そうです。彼女、香椎さんによって妄想をふくらませていく、妄想のための映画ですから。
司:・・・実は私今日こちらにうかがう時にバスに乗っていましたら、後ろの方で今日のトークショーの話題になっていまして話し声がするんですよ。「ねえパビリオンってどんな映画?」「んー何かレントゲン技師が出てきて、恋に落ちて、香椎さんのいろんな所をレントゲンで撮る話」(場内大爆笑)そうしたらもう一人の方が「ちがうよ、そのあと山賊になって、なんかよくわからないデタラメな映画」と訂正していましたが、訂正になっているかどうかよくわから・・・
冨:あ、デタラメではないですよ(きっぱり)

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