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2008年10月 4日 (土)

メタルの魔術師

明日、映画の「ガリレオ」見に行くので、さっきまで子供と一緒に予習としてw見てました。ガリレオφ。
途中までは三浦春馬くんと福山雅治は美形の系統が違うだろっっ あれ、でも声はそっくりなんだ~わぁうっとりv とか。
長沢まさみちゃん、あんなに綺麗な子なのによくぞここまでヲタクになりきってwとか。
わりと冷静に見てたんですけど。
ついでに言うとドラマ見ながら、ドラマより数十倍ちゃちい仕組みで(涙)矢尻発射&連爆装置も一応考えて、物理ヲタクの子供と「当たったぁ」とかヨロコンでたんですけど。

まさみちゃんの「卒業後の物理学生の行く末」の話と、「メタルの魔術師」の壮絶なデータ集の話聞いてたら、途中から涙が出てきて止まりませんでした。
あんな、世界に冠たる魔術師が、日本にはほんとうにたくさんいて。
例えば東大阪の町工場の人たちのように、やろうと思えば人工衛星だって自作できちゃう力を持っていて。
一方に物理が好きで実験が楽しくてただ理論を追うだけでもわくわくしてそのまま大学の門を叩く子がいて。
両方とも、根っこの所は同じなんです。
うちにもそんなバカが2人もいますからよくワカります。
「やりたいと思ったことをとことんやりつつづけたい」それだけ、です。

魔術師と湯川先生はわかりあえた。
研究室にいる湯川先生には、研究論文なら5コですむデータが現場で使用しようとするとその何十倍も必要になる、ということの重みが、それを支え続けた魔術師の熱意と「科学者」としての矜持が、ずしりと胸に響いたでしょうし
現場にいた魔術師には、起こってしまった事象、現実というありすぎるほどのデータの中から、必要なモノだけを選び出して精査し仮説をくみ上げるという「逆の側からの検証」が、たった1つの答えをめざして筋道をたどる制作側より実に何十倍も大変な作業だということがわかっていた、でしょう。
それがわかる2人が出会えたのは,
本当にお互いのために幸せなことだったと思いますが
更にその幸運の本当に希なことを思うと、その報われなさに、泣けてきます。

本人たちは好きでやっているから、いいんでしょうけど。
でもNASAからオファーを受けつつも工場の資金繰りに頭を悩ませながら
4年間学んだ理論はすっぱり忘れて営業に接待に走り回りながら
どこかで、きっと誰かに、わかってほしいとは思っていると思うんですよ。
あの魔術師の最後の、快心の、ほほえみを見ると。

「わかるひとだけがわかってくれればいい」ではなく
その「誰か」が同好の士だけでなく、せめてもう少し外側に拡がっていってほしいと
その彼らの熱意の純粋さ故に、

まったくの門外漢の私はいつしかボロボロと泣けてくるのでした。

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