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2006年12月10日 (日)

「転々」ロケ@花やしき

221_1 幸せな事にお呼びがかかったとある火曜日、「転々」花やしきロケのエキストラに参加させて頂きました。火曜日なのは花やしきの定休日だからで、朝早くから園内工事やカラスの鳴き声の合間をかいくぐるようにしてロケは進められました。
 この日は吉高由利子さんと、小泉今日子母と子の3人で、ジェットコースターの先頭に乗っているオダギリジョーと三浦氏を見つけて笑って手を振る、というシーンでした。母息子は幼い時にも来た事があるという設定で、その回想シーンも撮っていました。
 先頭に乗っている2人をこっち側から撮るのが難しいらしく、カメラテストを何回も繰り返してはカメラ位置を直して又テスト、の繰り返しでこれがホントに大変そうだったのですが。ですが、実はほとんどのテストでコースターの先頭に乗り込んでいたのが監督で、失礼ながらそのテストを本当にエンジョイなさっているご様子でした(笑)。モニターをカメラの横に置き、カメラ映像を確認しながら乗るという一種意味不明な回も含め(笑)、半端でない回数お乗りになったのち、ようやく監督は主役の2人にその座を明け渡しましたが、彼らは5、6回ぐらいしか乗せてもらえなかったのではないでしょうか。続く回想シーンでも、イメージだからエキストラはジェットコースターに乗らなくていいと言われたのですが、その無人のはずのコースターでも監督はテストから本番直前まで最前列にしっかりご乗車でしたしvv この日は遊園地ロケという事でエキストラには親子連れさんも呼ばれていて、小さい方達は園内遊び放題ですからもう目をきらきらさせてはしゃぎ回っていましたが、そのお子さん達に負けない目の輝きを、監督の瞳に見ることが出来ましたよ(笑) きっと良い映画になるんじゃないでしょうかvv

 上からでも後ろからでもなく(笑)今回のオダギリ氏をまともに見られたのはこれが初めてでしたが、鳥の巣アタマはさすがにウィッグ足しているようでしたv 眉がキリッと濃く描き足されていて、若々しく凛々しいです。そしてコノ年代の風俗をリアルタイムで知っている大御所3人(笑)で鳩首会議の結果、あのアタマなら革ジャンにシルバーチェーンじゃらじゃらのとんがりブーツにグラサンでないとヘンだろう、という事になりました。一昔前の矢沢永吉のようなアタマ、といえばお分かりいただけるでしょうか。今ほど服装に選択肢がなく、衣装がそのまま意匠となっていた時代ですので、もしアタマをあそこまでキメてしまった例えばガンズアンドローゼスとかセックスピストルズとかの愛好者なら、間違ってもGジャンやGパンといった軟弱な(笑)服は選ばなかったんですけどね。そうでないと柳沢信吾さん系の「三の筋」に素で挑む天然ボケ、という事になりまする。いえ、コースターに乗って驚いてみせているそのノリはまぎれもなく難波花月、でしたけれどねv 全編あんなふうに小者キャラだとしたらちょっサビシイかも。前にも書いた三浦さんの長髪はさらにパワーアップしていて、撮影の合間に今流行の立体マスクをかけている様子はまるでからす天狗のようでしたしvいろんな意味ですごいカップルです(笑)

222 午後からは、石原良純さんとオダギリ氏で、花やしきのお隣の名店「愛玉子(あいぎょーちぃ)」で撮影でした。台湾銘菓、のど越しさわやかなレモン色のゼリーで私も大好きなんですが、ここもこの日はお休み。すると道行く人が

「先輩、何で今日はみんな休みなんですか?」
「花やしきが休みの火曜は、浅草がお休みの日なんだよ。でほら、集金の方々が来るわけだ。」
あごで示すほうをふと見ると、そこには外務官僚もかくやという黒塗りの高級車が一台と、まるで大統領護衛のシークレットサービスさながら、車の側を走ってついて来る若い衆・・・そしてとあるお店の前で降り立つお歴々はまるで映画のワンシーンのように鮮やかな、あたりを払うかのごとき威風堂々としたご様子。いや、まじでロケより緊張しますって(笑)。

オダギリ氏のおかげで大変なものを見せていただきましたよ・・・有難う。よい冥土の土産になりましたvv

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コメント

contessaさん、こんばんは。
先日はお会いしたのにご挨拶も無しに失礼しました。
花やしきロケ、とても楽しかったですね♪
それにしてもジェットコースターに乗ってるオダギリさんの顔が凄かったです。今思い出しても噴き出しそうです。
三浦さんの髪の毛も想像を超えていました。
昔憧れていた人だったのですがちょっとあの髪型に引いてしまった私です^^;

投稿: sora | 2006年12月11日 (月) 22時27分

soraさま こんばんは
コメント有難うございますv

私もあとでYukoさんから伺いましたよ。そうとは知らずにお会いしていたのですってね(殴)こちらこそ本当に大変失礼を致しました。
オダギリ氏は、ジェットコースターに乗る係vだった方によると、監督から「もっと大げさにビビッて」と指示されていたそうです。それが映像にどんな風に残っているのか<これはかなりの見所です(笑)
三浦氏は、先日「松ヶ根乱射事件」という映画を見た時も、最初誰だかわからなかった位の凄い変容ぶりでしたが、今回はビジュアルで更にその上を行っている気がします(^_^;)お気持ち、お察し致しますですm(_ _)m

投稿: contessa | 2006年12月11日 (月) 23時00分

花やしきロケで印象に残っているのは、計測不可能なほどの回数ジェットコースターに乗り、
嬉しそうな監督の笑顔ですか・・最後のあの満足そうな満面の笑み、忘れられません。
本番で大げさにビビッテいるオダギリの顔も凄かったですね。思わず笑ってしまいましたから。
そしてからす天狗の三浦さん。「転々」では主演お2人のヘアスタイル、衣装にも驚くことがいろいろありまして、三浦さんは最初は分からなかったくらいです。
でも何より印象に残っているのは、集金にいらした方々でしょうか。

投稿: Yuko | 2006年12月12日 (火) 00時57分

Yukoさん

当日はいろいろと本当にお世話になりました。有難うございましたm(_ _)m
何だか、"都内徒歩縦断ロードムービー"みたいなコピーがこの映画には付いているらしいですが、ただひたすら2人が歩く地味な画面に強烈なインパクトを与えるべく、あの髪型は開発されたのかもしれません(たぶん違います)。

そして、やはりお外には出て見るものですね。大変良い社会勉強になりました・・・(^_^;)

投稿: contessa | 2006年12月12日 (火) 06時19分

contessaさん「花やしき」レポ、本当に有難うございました!とっても嬉しいです。「浅草」って都内なら電車に乗ってすぐ行ける所なのに、何故「故郷」に帰って来た様な懐かしさを感じさせるのでしょう?とりわけ「花やしき」は、昔ながらのチープさを失わず、手作り遊園地な感じが一挙に来園者を和ませ、興奮させるのでしょう。で、その代表格があの日は三木監督でした(笑)衣装やヘアで80年代に身を包んだ役者さんも、今をまとったエキストラも、準備に走り回るスタッフさんも、誰が「そこ」に居ようとも違和感を感じさせぬ懐の深さと暖かさ「いつでもウェルカムだよ」の優しさに惹かれて、2人もあの古ぼけた門扉から誘われたのでしょうか?とても素敵なロケ地です。「花やしき」はじめ「浅草」そのものが。因みに私が「浅草」で1番好きなのは、午前中から冷酒飲んでいても誰にも白い眼で見られないところ(笑)まず都内でも滅多に有りませんよ、午前中から営業している居酒屋。そしていつから煮込んでるっ!と突っ込み入れたくなる様な「牛モツ煮込み」こんな「贅沢」こジャレタ店では味わえません。撮影終わっても三木監督だけは何処かの暖簾くぐって、1日の満足感に浸っていた様に推察します。

投稿: 堕美庵 | 2006年12月12日 (火) 17時26分

堕美庵さん、コメント有難うございます。

なるほど、堕美庵さんにとっては浅草は、少し前の時代を懐かしく思い出す場所なんですね・・・歌舞伎・落語オタクにとって浅草は、いともたやすく江戸にタイムスリップ出来ちゃうリアルテーマパークみたいなトコなんですが(笑)、そうですか、そういう風情もあるんですね~面白いですvv 私などは、昼間からお酒が飲める街というとすぐ「川向こう」とか「堤の北」とか連想してしまうんですが、あ、今はそーゆー事言うとヤバいのか(^_^;)

三木監督は、現場だけ拝見していると、なんというか非常に仕事能力が高いというか、几帳面で頭の回転も速い必殺仕事人タイプとお見受けします。もし下に付いたらモノスゴク鍛えられそうな・・・今の仕事に本気で取り組みたいスタッフにとっては理想の監督さんなんではないでしょうか。
そして、ご自分の事を「群れるタイプではない」とおっしゃっていたような記憶がありますので、一人で呑む・・・ありそうですvv そういう時はそっとしておいてあげたいですよね(笑)

投稿: contessa | 2006年12月12日 (火) 22時59分

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受信: 2006年12月10日 (日) 23時54分

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