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2006年11月

2006年11月27日 (月)

一身上の都合(笑)

Treppen_nov06








 



えー、急な話ですが、来春から某塾で講座を受け持つことになりました。以前から頼まれた生徒さんは個別にお引き受けしていた所なのですが、映画みてる暇があるならうちで教えてくれ、とすっぱり(笑)言われてしまうと、正直ただ遊んでいる身としてはちょっと断れませんで(^_^;)。3月開講に向けて只今研修&準備中です。そしてそれを引き受けるとなると、今7月分まで受けている翻訳をとりあえず3月までにあげておかなくてはならず(最初から二足のわらじはキツいので)。

 というわけで、知らぬ間に10万hitも越え(!)ているのに皆様には申し訳ない限りですが、これからしばらくは更新が滞ります。オダギリ氏関係で何かわかれば書くでしょうし、映画も3本くらいは見ると思いますが、たぶん週一がいいとこです。ご容赦下さいませm(_ _)m

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「転々」撮影状況

間接的では在りますが(^_^;)

「転々」撮影スケジュールは、現在

だいたいこのような感じで進められているようです

こちら。

 

『転  々』
原  作::: 藤田宜永(新潮社刊)
監  督:::

三木聡
  ※TV 『時効警察』   
  ※映画 
    『亀は意外と速く泳ぐ』
    『イン・ザ・プール』
    『ダメジン』

キャスト::: オダギリジョー/三浦友和/他
撮影日 場所
2006年11月22日(水)
新小金井
2006年11月24日(金)
井の頭公園
2006年11月26日(日)
都内近郊
2006年11月28日(火)
都内近郊
2006年11月29日(水)
高円寺
2006年11月30日(木)
新宿
2006年12月1日(金)
新大久保
2006年12月5日(火)
浅草(花屋敷)
2006年12月10日(日)
門前仲町
2006年12月10日(日)
江東区内
2006年12月13日(水)
都内近郊

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2006年11月23日 (木)

「叫」

 一般公開に先駆けて「東京フィルメックス映画祭」で公開されましたので見てきました。日曜日に見て、今頃感想書いて申し訳ないです。あと、映画の前には舞台挨拶が、終わった後にはティーチ・インがあって、例によってメモ取りましたので、もしご希望があれば公開します・・・月末までちょっと忙しいので期日はお約束できませんが、頑張りますので。

 ホラー映画という触れ込みでしたが、どっちかと言うと心理ミステリーのような映画です。そして監督が「怖さ」をあらわす記号として使っている意匠が、斬新と言えば斬新なんですが、時々ちょっと踏み外してしまっているので、そのぽっかりあいた隙間から笑いがこみ上げてきてしまいます。何だろう、まるで小さん師匠が「牡丹灯篭」やってるような、上手いんだけれど全然怖くないし違和感ありまくり、といった類の居心地の悪さなんですよね。しかもいったん切れた緊迫感というものはなかなか張りなおすのが難しく。実際に舞台の袖で監督がご覧になっているのがわかるだけにいっそう居心地悪く気を遣ってしまったのですが、さて・・・失笑や苦笑に聞こえない事を祈るばかりです。
 私的には、押し込められたものの「叫び声」が一切の湿気もどろどろも排除した、からりと冷えた金属質な「音」だったのが、面白かったです。いわゆる怨念めいた「温度」というものがまったく無い音。更にいうなら、例えば女性というものを「理解」できずに手をこまねいて立ちつくす少年のように、その怨念を前にしてただひたすらカメラを回し続けるだけの監督が、とても可愛くもあり、またその誠実さに感心もします。あの、大変に暗い色調なのに、クリアで、まぶしいくらいにコントラストの強い映像が醸し出す不思議なバランスが、相変わらずこちらを引き付けて離しませんで、この「異質感」を生かすには、やっぱり幽霊とかミイラとかの話になってしまうんだろうなぁと、変なところで改めて納得したりもしたのですが。

 で、あえていいますが、その微妙に途切れそうで何とか踏み堪えていた映画の最後の一線を一人で見事にぶち抜いてしまったのが「霧山修一郎」でした(T_T) いや、何かもう、並みの監督なら「金輪際オダギリジョーは使わねぇっっ」と固く心に誓いそうなほど超弩級の破壊力、だったんですが、黒澤監督はどこかでそれを楽しんでいるふしがある・・・(ように思えるのは一部ファンだけ?) とにかく蛇に睨まれたかえるのように裏返った声で硬い芝居を続けるオダギリ氏は、それが演技なのか素なのかはひとまず置いておくとしても、映画的にはマスコット、もう格好のおもちゃとして玩ばれておりましたよ。ご一緒した方のお言葉を借りれば。場内まるで吉本のようにドッカンドッカン笑ってましたし(^_^;)、時効警察も難波花月も絶対知らないハズの私の周りのガイジンまでが、思いっきりデカい声で呵呵大笑しておりましたから、その破壊力たるや推して知るべしであります。頑張れオダギリ氏っ!久しぶりに霧山に会ってみたい方には是非お勧めします(殴)。

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2006年11月22日 (水)

「HAZARD」

11/11(土)に見て、11/16(木)にも見て、それで今頃感想書くのも何なんですが・・・私の今年のベストテン映画に、やっとオダギリジョー出演作品が入りましたっっ(拍手)。東京のシアターN渋谷での公開は12/8(金)までですが、これはDVD出たら買ってもいいと思います。掛け値も欲目もなしに(笑)お勧め。ほんと、よかったですよvv

 園さんの意図とは多分真逆、ですが、この映画の一番良い所は「美しさ」です。やっていることは破壊と死と殺戮の連続でも、映像自体はアソビなく真面目に組上げられていて、それがこの映画の「詩」という抽象的な側面をくっきりと際立たせています。冗談抜きで命がけの緊張の連続が「美しさ」に昇華され映し出されてくる凄さ。ガラス一枚隔てたようなうっすら遠い世界から、芯の部分だけ、実に見事にこちら側に切り出されてくる彼ら。余計なものを一切削ぎ落とされ、生身の人間でありながらかくも美しい詩となって取り出されてくる彼ら。それは園さん自身がどんなに抗おうとも否定しようとも、まさしく日本の詩世界に万葉集の昔から脈々と受け継がれている伝統、王道であり、園さんのDNAに刷り込まれている、「日本の詩」です。これをもし国内で撮っていたら、例えば今やNYの数倍怖いと言われる歌舞伎町で(^_^;)同じ絵を撮ったら、見慣れた景色の中に、その伝統に裏打ちされた陳腐さが透けて見えてしまっていたかもしれません。そして逆にNYを舞台にしてはいても「HAZRD」の中に詩を読み取れるのは日本人だけかもしれません。ゴツく荒んだ絵面の影から立ち昇ってくるのが気恥ずかしくなるほど叙情的で透明で純粋な詩であるところが凄い。そしてそれが本当に美しい。心の底からそう思います。

 そしてもっと穿った見方をすれば、それはひょっとすると「怪我の功名」だったのかもしれません。映画では園さん以下スタッフが場の雰囲気に圧倒的に呑み込まれ押しつぶされてしまっているのがよくわかります。誰もが必要最小限のことだけでぎりぎりいっぱい、役者も含めた全員が自分の身ひとつで勝負しなければならない、その有無を言わさぬ状況下では、存在意義としてたった一つ許されている自分が、その隠す事も衒う事もままならない真芯の部分が、いやおうなしに溢れ出て来るのは当然の事なのかも知れません。さらにその余裕のなさ、遊びのなさが、結局誰にも「余計な事」をさせなかった。映画のすべてが、それですべて、だった。撮っていた時はひょっとしたら物足りなくても、それが掛け値もハッタリもない役者達の「役者の実力」であり、詩人としての園さんの「大きさ」だった。そしてたぶん勢いで(笑)その枠内に見事にすべてを押し込めたからこそ、結果として映画としての完成度が他の作品にないほど高められた、のだと思います。

 最後になりましたが一番大事なvオダギリ氏。映画の中では川谷卓三から松田勇作まで(笑)見事に成りきっていますが、上に述べたような理由で、演技力というよりオダギリ氏が本来持っている硬質な透明度、言い換えればブラックホールのような底無しの深さそのものとして映画の中に存在する事に成功しています。個人的には、同系統と思われる「アカルイミライ」や「スクラップヘブン」の中のオダギリ氏より完成度が高いと思いますし、出演作品全体を見ても、新撰組の斉藤一やヒミコの春彦に比肩できるくらい、オダギリ氏代表作のひとつとして推したいくらいの凄さです。本人も折にふれて見ている由、これを正視できるうちは(笑)オダギリ氏の役者人生は前途洋洋なんではないでしょうか。頼もしい人ですvv

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2006年11月18日 (土)

エッシャー展

E_logo








 スーパーエッシャー展、行ってきました。公式サイトへは上のバナーから行ける・・・ハズです(^_^;)携帯からの入稿なので不具合ありましたら申し訳ありませんm(_ _)m

 妙に凝った(笑)版画を作る人だぐらいの認識しかなかったのですが、今回は展示の仕方が工夫されていて、とても面白かったです。まず会場に入ると一人に一台ポンとDSLite貸してくれて(+_+)、それが音声ガイドしてくれたり、画像の細部を拡大して見せてくれたりするんです。国立科学博物館にも似たようなガイドがあるのですが、今日のは自分の見るペースにあわせてつけたり消したりが簡単なので、わがままな私にはちょうどぴったり(笑)それから例の、アラベスク模様のような幾何学的版画を、手で触ってアニメーションのように好きに位相させて遊べる画面があって、これは会場で一番人気でした。

 面白かったのは、最初美しい南イタリアの風景に魅せられ、あの19世紀末のデザイン・クラフツを髣髴とさせる近代的な風景版画を数多く描いていたエッシャーは、第二次世界大戦が始まりイタリアにいられなくなって、オランダ・ベルギー・スイスと亡命したのですが、「そこにはイタリアのような胸躍らせる景色は無く」、あーんな幾何学模様に突っ走っちゃったのだそうで。いや、ホントにそう書いてあったんですよ~(笑)もちろんスペインのモスクも見てますし、南仏独特のあの白い立方体を積み重ねたような家々にも影響を受けたと書いてはいますが。ベルギーその他の皆様ほんとにごめんなさいですvv

それから日本に最初にエッシャーを紹介したのは何と「少年ジャン○」なんだそうで、その特集が延々組まれていた1960年くらいのジャンプの冊子が、ガラスケースの中に麗麗と飾られていますv この頃は「あしたのジョー」や「巨人の星」が連載され、メキシコオリンピックでサッカーブームになっていて、若き日のちばてつや氏・王長嶋・コント55号なども表紙を飾り、ファン垂涎の展示となっておりました・・・いや、ある意味エッシャーより人気だったかも(^_^;)

 お正月過ぎても展示ありますから、宜しければ是非どうぞ。きっと家で平面分割絵に挑戦したくなりますよ(笑)

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2006年11月17日 (金)

"SAD VACATION"撮影中(3)

1 引き続きA様によるお写真ですvv




撮影は着々と進んでいるようです。お話をうかがっていると、どうも小説通りに時系列で撮っている模様。ちなみに、オダギリ氏の役はやはり「後藤」だそうです。
A様談:「今回 のロケ地、みごとに北九州の開発されてない(昭和!私の子供の頃と変わってない景色 )町並みばかりです。 おのずと映画の「色」がわかります。時代背景だけじゃない映画のイメージな色や空気感が伝わって きます。 子供の頃、現場付近で遊んでいた者として、映画の中の北九州がどのように映し出されてい るか、非常に楽しみです。」

2











私が先日行った時は、小倉の街は、街中を片側三車線の幹線道路がバンバン走っているわ、頭上はモノレールだわ、建物の開発単位はとにかくデカいわで、正直笹塚より全然都会でびっくりしたんですが(笑)、探すと、まだこんなところがあるんですね~。あの超々近代都市を見た後ではとても意外です。青山監督はジモティですから蛇の道はへび、なのでしょうね。今からその切り出されてくる風景がたいへんに楽しみです。

Aさま、お疲れのところ、貴重なお写真と丁寧なレポを本当に有難うございました!!

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2006年11月16日 (木)

「叫」のチケットあります

第7回東京フィルメックスにて、黒澤監督最新作・オダギリジョー出演「叫」が先行上映されますが、このチケットを定価で1枚だけ、お譲りすることができます。以下をご覧になり、もしご希望の方は、コメント欄にメールアドレスを添えてお書き込み下さい。この件に関するコメントは非公開と致します。

<第7回東京フィルメックス 「叫」>
日時:2006/11/19
場所:有楽町朝日ホール
    開場:3:20   開映:3:40
☆全席指定・各階入れ替え制 1200円
☆当日の舞台挨拶は、黒澤監督と役所公司氏の予定です

日にちが近いので、郵送事故等考え、当日少し早めに来て頂いてお代と引き換えにお手渡し致します。ご了承下さい。

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2006年11月15日 (水)

20日まで

20061017_14634














修理に出したパソコンが、20日まで帰って来ない事が先ほど判明致しました〜(>_<)
東京に帰って来たのにまたまた携帯生活です。
今回はミクシのメッセージを携帯でも見られる設定に進化させてあるのが、せめてもの救いです←前回懲りたらしい…

ではまた来週に〜!

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2006年11月14日 (火)

ラフマニノフの2番

 えーと、最終回まで書かないで楽しむつもりでしたが「のだめ・カンタービレ」!ついにラフマニノフの2番が登場しまして、書かずにはいられなくなりました(笑)この曲は、このあと原作ではピアノ連弾としても登場してくるので、前回までのベートーヴェンの7番同様、皆様の耳に親しんでいただけたらなぁと切望しております。

 古~い映画ファンなら「逢引き」や「七年目の浮気」のBGMとしてご存知かもしれません。あとフィギュアスケートでもBGMとしてよく使われます。クラシック界では、映画「シャイン」で有名になりました3番のほうが、難曲としてもてはやされていますが、私は2番が好きなんですね~それもある「盤」限定で(笑)
 今日も千秋さまがvv弾いていらして、つまり都響とちゃんとしたピアノの方が音をつけていたのですが(余談ですが、今日のピアノ担当の方には2番はあまりにもタイヘンそうでしたね)、私はごく普通にBGMとして聞き「流して」ました。いや、ドラマだからそれでいいんですけれど、これほど弾く人によって変わっちゃうんだなぁと別の意味で感心、感心・・・

 ラフマニノフの音楽には、映画が好きな私が言うのですからお許し頂きたいのですが、映画音楽、という「蔑称」が常に付き纏います。クラシックではないと言う人さえ以前はいたのです。心地よい旋律が続き、盛り上がるところでは盛り上がり、静かな場面では美しい音が並べられていく・・・ので、何かに「合わせて」演奏するには都合の良い「雰囲気のある音楽」なわけです。でもそれはありていに言えば、可もなく不可もなく何の特徴もない音楽だからこそ環境音楽のようにBGMとしてすんなり収まる、という事なわけで。2番は特に、3番ほどではないにしても弾くのは普通に難しいので、「ただ弾くだけ」の演奏になりがちですが、それでも、コンサートではお客様にヨロコんでもらえます。そこに、出て来るたびに皆がミスの数を勘定しあう3番とはまったく違う難しさがあります。この膨大な音の一つ一つを輝かせながらなお陳腐にならず、そこからラフマニノフの意図した、あるいは作曲者の詩情を更に広げた「音楽」を引きずり出すという作業は、それだけでも並大抵の事ではないのです。

 私がある盤、と言ったのは、そういうわけで、ラフマニノフの2番、特に第二楽章が好きな方なら10人が10人、全員が推すという超有名盤、です。これを超える盤が未だに出ない、という事がすなわちこの曲の難しさをあらわしているのだと思います。アシュケナージは手の小さい人ですから、この盤で音をどうやって拾いどうやって演奏したか、その工夫のすべてを私たちは知る事ができます。だから練習すればアシュケナージのまねをして弾く事も可能です。でもたとえ千秋さまが弾いても、それはきっと映画音楽にしかならない。ならないんですよ!

 このドラマを見て、この際だから2番聞きたい、という方は、これ↓を聞いてしまうと他の演奏がツラいかもしれませんが(笑)ラフマニノフが苦しみの底からすがるようにして這い上がってきたこの2番に、どんな光を見たのかがわかると思います。オタクな私が一時期、生涯の伴侶と決めていたvv2番です。だまされたと思って是非、お耳に入れてみて下さい。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集
POCL-2077/9
ヴラディミール・アシュケナージ
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン

私が持っている↑この盤は、ほかに「パガニーニの主題による狂詩曲」も入ってアシュケナージの神業にひれ伏す(笑)名盤なのですが、現在はピアノ協奏曲だけ取り出した廉価版が出ております。音源は同じです。こちらからどうぞ。この3番も、3番ラヴァーが抱きしめて離さない名盤ですvv



 
 

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2006年11月13日 (月)

"SAD VACATION"撮影中(2)

6_1

 現地特派員のA様(笑)が、ロケの様子を送って下さっていますv  Aさま、いつも本当に有難うございますm(_ _)m

 まだ撮影中なので、場所やスケジュールが特定できてしまうとご迷惑がかかる、という事で、詳細は載せられませんが、A様によると、青山監督以下スタッフの皆様、近隣の方に対しても本当に丁寧で、物腰柔らかな方ばかりなんだそうです。

撮影が押しているとか聞きましたが、このまま晴天が続いて無事クランクアップの日を迎えられますように。




2_1

小さく「間宮運送」の文字が見えますv

何でもオダギリ氏は地元ホテルで写真に入っていたのだとか。それもきっと岡山の某ホテルと同じく、家宝として末永く飾られてゆくのでしょうvv













7_1 「30才になったら遅刻してます」と豪語していたオダギリ氏、その後「オダギリさん待ちで~す」は、減ったんでしょうかね(笑)



A様、大切なお写真と共に貴重なレポートを、本当にどうも有り難うございましたv

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2006年11月11日 (土)

「HAZARD」舞台挨拶一回目

本日、舞台挨拶行って参りました。壇上には上手から監督、オダギリ氏、深水氏、ジェイ氏の順で並んでおります。オダギリ氏の服は、九州歯科大の時、コートの下に来ていたものですvv

司:それでは順番にお聞きしていきたいと思いますけど、まずは園子温監督、ハザード初日おめでとうございます。
園:あ、どうも、有難うございます。
司:監督にとっては、今年はTVドラマの「時効警察」があったりですとか、また「紀子の食卓」で世界各国で高い評価を受けたり、公開作も目白押しなんですけれども、このハザードについては、思い出というのは何かありますでしょうか
園:そうですね、たくさんの映画を撮る・・・まず・・・最初の・・・きっかけ?っていうか。それでハザードの、いえハザードがあったからこう、今やっているっていう感じが・・・あります。ハイ。
司:あの、どうかされましたか?(オダギリ氏と監督、顔見合わせてまたまたぁ、と茶化すように笑いあっております(^_^;)
司:大丈夫ですか?(監督うなずく)有難うございます(笑)それでは俳優の皆さんに順番にお話を伺っていきたいと思うんですけれど、四年経ってこのハザード初日を迎えた感想をお伺いできますでしょうか。オダギリジョーさんからお願いします。
オ:・・・もう四年も経ったのかという気持ちと、まだ四年しか経っていないのかという気持ちの両方あると思うんですけど、僕はなんか、どっちにしても、恥ずかしいというか正視できない、四年前の自分が、まぁあの園さんの鼻のニキビを正視できないのと(笑)同じ感じで、正視できないですね(笑)
司:(笑)監督は今日ちょっと鼻の頭が赤くなっていてとってもおちゃめなんですvv有難うございます。深水さんは如何ですか
深:やっと公開ができたなっていう感じで、僕は四年がホントに待ち遠しくて、で今見るとほんとに(ここでマイクがハウリングして中断)恥ずかしいですね、すごい。四年前の作品っていうのが。ハイ。
司:ジェイさんは
ジ:今日は皆さん、来てくれて有難う(拍手)んー四年経って振り返ってみると、恥ずかしいところもあるけど、でも誇りに思えるところもあって、四年かかってっていうのも意味があると思うので、ちょっとなんか、嬉しいですね。皆さんにもお披露目できて。Thank You(拍手)
司:有難うございました。では四年前を思い出してお話していただければと思いますが、まず監督、この映画はどういうところから生まれた映画だったんでしょうか。
園:そうですね、まぁ映画ってオーケストラみたいに監督が指揮ふって、っていう感じなんですけれど、これはどっちかっていうとバンドっぽくやったっていう感じがあって、それが思い出されるんですけれど、だからまあ、みんな結構今恥ずかしい、っていう思いは、どっかで、パンクバンドの1stアルバムに近いものがあって、一気にスタジオで12曲全部撮って勢いでやったような盤を、四年後に、幻の盤だと言われていたヤツがなぜか発売されることになってちょっと恥ずかしい(横でオダギリ氏下向いて笑ってますよ!)っていうのに近いんじゃないかというのを思ったんですけれど・・・えーと、何でしたっけ、質問?(笑)
司:(笑)はい、えーと、このハザードはどういう所から(園:あ、そうでしたね)はい、作ろうと思ったんですか
園:うーん・・・まあそういう事ですね。ええ、ノリのいい映画(笑)っていうことで。
司:勢いっていう事ですか(笑)
園:ええ、それで結構です、はい(笑)
司:そうですね、これだけほんとに勢いに乗って撮った斬新な作品というのも、なかなか今現在でも公開された事ないんじゃないかと思いますけれど。さて、この映画は監督自身が俳優さんそれぞれのキャラクターに当てはめてシナリオを書き直したというような話をうかがったんですけれども、俳優さんからごらんになって、それぞれのキャラクターにどんな印象を持ちましたか。そのあたりのところからうかがえますでしょうか、オダギリさん。
オ:・・・まぁ、正直な話をすると、四年前なんで覚えていないんですよね(笑)
司:そうですよねー(客席笑)
オ:ええ、これはほんと、正直なとこで。ただあの、確か「アカルイミライ」の・・・まぁ直後でもないですけれどこっちを撮影したあとになって「アカルイミライ」を見た園さんが、アカルイ・・・
園:え、見てないよ、俺(会場大爆笑)
園:いやいや、撮影が終わって・・・
オ:あ、予告編かなんかを見たのかな。
園:いや、見てないっすよ、俺
オ:手を広げて走ってる・・・
園:いや、みてない見てない
オ:そう?
園:いや、それは見ていないよ
オ:凄くね、あの、「ヤベェ、真似しちゃってる」みたいな・・・・
園:あ、撮影終わったあとだよ!
オ:ハザードのね
園:ハザードの撮影終わった後「アカルイミライ」の予告編か何かを見て、ああ同じようなことしちゃってるニャーと思って(笑)。ちとやばい・・・と
オ:すごい、ヤバがってましたよね。
園:(独り言っぽく)それはまだ何も言っていないな(黒澤監督に、という事でしょうか)
オ:まぁ、そんなとこです。
園:あんまりね、四年前だからね
司:・・・どうしても記憶があいまいになってしまう所をお話うかがうのは、非常に恐縮なんですけれども。あの、深水さんは
深:えー、最初台本もらって読んで、監督と会った時にほとんどその日は監督しゃべってなかったんですけれど、その後すぐ本が書き直って、全然違うキャラクター、なんか片思いをする純粋な男っていうのになってて、監督は僕の事をそう思ってくれたのかなっていうのが嬉しかったっていうか、でもほとんどしゃべっていないのによく!なんで!すごいな!っていう・・・ジェイさんは?(とイキナリ右に振る~場内笑)
ジ:俺は監督と会った瞬間、もう自分のことあんまり説明しなくてもすぐわかってくれて、なんかもう繋がったなと思って、これでNY行って映画作ろうぜっていう感じで。もう、すぐなんか・・・NY行ってからもほんとに俺らの関係が鏡になってて、えー映画の内容で。深水君とかもすごく仲良くなって、ジョーはもうだんだんこうやって(三角にあわせた両手がだんだん上にせり上がって)こうやって映画の中のように仲良くなって、ま、そういう鏡になっていましたね(鏡になる、というのは彼ら特有の日本語で「映し出される」ぐらいの意味です)。
司:あの、ジェイさんからご覧になった園子温監督というのはどういう方ですか
ジ:Crazy!(場内大爆笑)でも最近なんか落ち着いてるね
司:はぁ前はもっとCrazyでした?
ジ:まあ確かに、はいそうでしたね。でも俺ももっとCrazyだったから、それはちょうどよかった(笑)
司:(笑)みんな大人になったんですかね。
園:そうですv
司:有難うございます。あの、深水さんからご覧になった園子温監督というのは
深:えーと・・・撮影入る前に監督が、眉毛を全部剃り落としてきて
オ:アハハハハハハハ
深:何てヘンな監督なんだって(笑)いうイメージと、NYをアラレちゃんの真似してキィーンって(笑)走り回っているのがすごい印象に残っているんですけれども(会場笑)、あの、そんな感じです。
司:オダギリジョーさんは、この作品以降も園子温監督とご一緒される事が多かったと思うんですけれども、オダギリさんから見た園子温監督の印象をお聞かせ下さい。
オ:えーっと(横を見る)最近ちょっとイメージが変わったんですよね。なんて言うんですかね・・・(園さんに)インテリぶっているんですか?(会場笑)
司:最近は、ですか?
オ:ええ、最近は。格好が。
司:以前はそんな事はなかったんですか
オ:めがねかけたり、髪もなんかキレイに整えたり・・・へへ、なんか洋服もきれいになって。
司:それは何か心境の変化でもあるんですか?監督。
園:いえ、全然ないですよ。まぁ映画が、さっき言ったようにバンド形式でやったせいで、あんまり監督と役者っていう風に分かれてなくて、そういうほめ合い、的な事がなかなか恥ずかしい世界になっていたのは確かなんですよね。だからそれぞれの魅力とかいうのは恥ずかしいって言うか・・・
司:そうですか。ちょっと照れていらっしゃいますね(笑) あの、この映画は、みなさんご覧になった後ですのでよくお分かりかと思うんですが、結構こう、危険なにおいがプンプンしてて「これどうやって撮ったの?」っていうシーンもたくさんあったんですけれども、(監督に向かって)なんかゲリラ撮影もかなり多かったとか。
園:そうですね、より、アメリカでも、あNYでも、危険な場所で撮影したかったんで、それが目的っていうか映画のテーマでもあり、撮影のテーマでもあったんで、向こうの人たちに「今一番危ない所どこ?」とかって聞いて、そういう通りを選んで撮影してましたよね。基本的にはゲバ的なものが多かった気がします。
司:オダギリさんは、今撮影を振り返ってみて、これは怖かったなっていうような経験とかありましたか
オ:・・・正直忘れてますね(笑)
司:もう、すべてが(笑)
オ:ええ(笑) いや、四年って結構な時間ですよ
司:長いですよね
オ:ええ(笑)
園:あ、オダギリさんは怒ってましたよね。あの黒人を撃つ・・・あ、もう上映終わったんですか?
司:はい、皆さんご覧になっています
オ:あのーホント、話半分に聞いて下さい(笑)
園:・・・黒人を撃つシーンの、クィーンズ、クィーンっていうすごく危ない通りがあって、そこでやって、でなんか(オダギリ氏を見て)撮影前にピリピリしてて「なんか、死ぬんじゃないですかね」って僕に訴えかけたりしてましたね
司:覚えていらっしゃいますか、オダギリさん
オ:いや、半分嘘ですよ(笑)
司:(監督に)どうです?
園:あ、まぁそういうことで(笑)
司:(笑)深水さんは、何か危険な思いとか
深:えー車に乗るとこがあったんですけど。3人で車乗って、カメラマン、カメラは全然他の車で、カット終わってその後3人でずっと乗ってたんですけど、そしたら黒人が3人乗ってる車に衝突して事故になって(笑)、まわりスタッフの人誰もいなくて3人で(笑)、黒人3人がおりてきてすごい囲まれた中、まぁジェイが何とかしてくれたんですけれどね、ちょっと怖かったですね(笑)
園:あの、深水君が「ヤレヤレ」とはやす、黒人同士が撃つとこ、あれ3分後に本当に銃撃戦が起きて「重ならなくて良かったね」っていう(笑)
司:(笑)え、そういう問題、なんですかね
深:あれたぶん、僕が撃ったヤツで煽られて、かどうかわかんないですけれど、近くでホントに発砲があって。
司:ホントに怖かったんですね~ ジェイさんは、ほかに何か怖い経験は。
ジ:いろいろアッたよ。でも四年前は俺もあんまり覚えていないし、とりあえずスゴい楽しかったの覚えているね
司:もう怖いのを通り越して
ジ:そうそうそう
園:あの、中国人役やった彼、池内君?あれはほんもんのチャイニーズ・マフィアの人達に出演してもらっているのに、それ知らないで、頭ポンポン叩いてて(会場笑)俺はそれが現場で一番ヒヤッとした。怖かったです(笑)
司:、本物なんですか~あのシーンの方々は
園:おじいさん達みんな本物なのに、よくあんな、叩いてるなぁと思って(笑)
司:すごい話ですね
園:ええ、あれが一番怖かった(笑)
司:有難うございます・・・それではここで、写真撮影のほうに入りたいと思います。

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「HAZARD」舞台挨拶二回目

司:それではまずは順にご挨拶頂けるかと思います。まずは園子温監督です。
園:どうもありが・・・えっと、今日はどうも有り難うございます。
司:あ、ちょっとマイクのほうが・・・もう少し上げていただけますか?
(先ほどハウリングがひどかったので、後方の動画担当スタッフからしきりに「上げないで、上げないで!」の声。ところがこれでマイクチェックもせず続行となったため、後に禍根を残します)大丈夫ですか?続きまして、オダギリジョーさんです。
オ:えー皆様有難うございます。
司:はい、ちょっとマイクの調子がよろしくないみたいなんですけれどね。深水さん、一言ご挨拶いただけますか?
深:はい、あ、今日は有難うございます。
司:はい、ではジェイ・ウェストさんです
ジ:こんにちは~みんな雨の中、有難う!(拍手)
司:はい、有難うございます。えー、ではですね、順にお話の方うかがって参りたいと思いますけれども、えー、まず園子温監督、このハザード、初日を迎えたと言う事で、この映画、何とですね、この日を迎えるのに四年かかっていると言う事なんですけれども、初日を迎えての感想を一言いただけますか。
園:えーっと、やっぱり四年という歳月はすごく長くて、今見ると、もう僕の演出もすごいストレートすぎると言うか、で、役者の人たちの芝居もすごい若々しいと言うかストレートっていうか、みんなそれぞれ、思い返すとちと恥ずかしいと言うか、んー例えれば本の、昔の本をパラパラしてたら、昔のリーゼントのころの写真がパサッと落ちたみたいな、恥ずかしさがあって、そういう映画なんで、だから四年って結構微妙で、もっと経つともっと距離が保ててあれなのかもしれないんですけれど、意外と、まだ恥ずかしい映画でもあるという。
司:はい、あのこの作品はNYで全編ロケされたと言う事なんですけれども、何故NYで撮ろうと思ったんですか?
園:・・・えっと・・・まぁアメリカン・ニューシネマ、ニューシネマ、「タクシー・ドライバー」とか「イージー・ライダー」、まあイージーライダーはNYじゃないけど、「真夜中のカウボーイ」とか、そういう映画が大好きなんで、そんな青春映画が撮りたいなと思って撮ったんです。
司:有難うございます。そしてオダギリジョーさん、今回このNYでロケ、と言う事で、四年前を振り返ってみたりした時に、今改めて思い返す事などありますでしょうか
オ:・・・えー、NYロケの事・・・そうですね・・・日本の朝のロケの時っていうのは、ポパイっていうおにぎり2つに唐揚が入ったセットがこうみんなに配られるんですが、それがまあ、日本では当たり前みたいになっているんですけれど、やっぱりアメリカの朝食とか、おいしかったですね。
司:あ、やっぱり違いますか。
オ:ええ もうおいしかったです。
司:ちなみにどんな・・・何が出たんですか
オ:その日によって、製作の方が、朝買って来てくれるんですけれど、その製作の方がまぁ、あまり英語が出来ないで、あの、だいたいあれってこう1から5までコンボになってるんです、でそれを「7番をくれ」つったら7番が7つ来てるんですよ(笑)7番と3番っていうと7つと3つで。
司:あーじゃあ食べ物には困らないですね(笑)
オ:そうでした。
司:特においしかったものとか覚えていらっしゃいますか。
オ:・・・四年前ですからね(笑)四年前の食事、あんまり覚えていないです(会場笑)
司:ごめんなさい大変失礼しました。有難うございます。えー深水さんは、今NYロケ振り返ってみて、特に印象に残っている事は何でしょうか。
深:印象に残っているのは・・・何だろう・・・ジェイと、撮影終わったら遊びに行っていた事ですかね。
司:映画のシーンのようにですか?
深:そうです。なんか、2人でクラブとか行ったりして、実はドラッグ・クイーンのクラブで(笑)、どうしていいのかわからない状況になったなんていう事も(笑)あって、まぁ結構面白かったです。
司:ロケ以外でも刺激的な・・・
深:そうですね
司:有難うございます。ジェイさんは、一緒にクラブに行かれたんですか。他にはどんな風に過ごしてたとか
ジ:(ここでジェイさんが、マイクを口から離しちゃったんですよ。で、ほとんど聞こえなくなりました(^_^;)当時のニューヨークと比べると、今はもうあっちは東京の原宿みたいになってて全然セーフティなんだけど、当時はもうグラウンドゼロの後だから街全体がウァーっとなっててスゴイ刺激的で、まあ怖かったけど面白かったですね。
司:有難うございます。この「ハザード」というのは危険、という意味なんですけれども、これから映画をごらんになる皆様に、この映画を撮るのにどんなにキケンだったかという所をお話をうかがえたらと思うんですけれども、監督、ゲリラ撮影が多かったと言う話なんですけれども。キケンな体験はどんな感じの時に・・・
園:やっぱり、この映画のテーマは「青春は危険を省みず明日に向かって進むものだ」みたいなところがありますので、まぁ撮影もそのように危険な所で撮影したいと、現地の人に危険な所はどこだ、って聞いて、そこで撮影するようにしていたので、いろいろ現場でも、ほんものの撃ち合いが起きたりとか、いろいろありましたね。
司:現地の方から、そんな危険なところに行っちゃだめだよとかって言われませんでしたか
園:ほんとに危険なところでは言われましたけど、それはまぁ、しょうがないんで、行かざるを得ないということで、で、より、まあ現地でもあまり安全性のあるとこで撮影すると、絵の空気が変わるので、できるだけ危険なとこを選んで撮るようにしてました。
司:オダギリさんは、そんなに危険なところで撮影すると事前に知っていたんですか?
オ:・・・いや・・・確か知らなかったんじゃないですかね。まぁ役者っていうのは連れて行かれるだけなので、連れて行かれたとこがよくわかんないまま演っていることが多いので、あとでだいたい知ったので、プレッシャーが凄かったね、みたいな(笑)
園:いやもう、現場でオダギリさんはビビってましたね。
司:ビビッてましたか
園:ここは死ぬ、って、ここで撮影したら死ぬ、って。ええ。
司:・・そんな事は覚えていないですよね、オダギリさん。
オ: あの・・・(園さんに)何でしたっけ、ブルブルふるえてた、でしたっけ
園:怒ってた
オ:ブルブル怒ってました。
園:ちゃんと安全は保証できるのか、って
オ:そんな事まで言ってましたか。(笑)
園:で、その辺にいるおっさんを指差して「大丈夫、あれは、私服きた私服なんだよ。いざとなったら彼が守る」って嘘ついて(笑)、そしたら「ああ、じゃあ」って
深水そうだったんだ・・・・
司:(笑)今判明しましたか
深水(無言でうなずく)・・・あの、拳銃を持って走らされたんですよ。で、そんな、警察の人いるからって言われても、走っちゃったらもう打たれてもしょうがねぇなっていう状況で
園:ほんものの拳銃だったものね
深水そうですよね、ええ
司:そんな、さらりと言われても、という感じですよね。もうほんとに、撮影が無事終わって、公開を迎えられたという事そのものがある意味奇跡かもしれません。
園:そうですね。そうとも言えると思います。
司:皆さんご無事でここに揃って頂いた事を、ほんとうに嬉しく思います。有難うございました。ではここで写真を・・・の前に最後になりますが、これから映画をご覧になる方に一言ずつお願い致します。見所など・・・では園子温監督から。
園:これをまあ例えると、すごい生意気なパンクバンドが最初の1stアルバムを作ったという感じなんですが、それはスタジオに一週間ぐらい籠もって音作りをするというよりは、12曲ぐらいを一日でちょっとミスっても何でもいいイキオイでいっちゃえ、っていう感じの、そういうアルバムなので、そういうひとつのパンクバンドの1stみたいな感じでお聞きいただければいいかなと、思います。
司:有難うございます。続きまして、オダギリジョーさんお願いします。
オ:えっと、この作品はハザードという作品なんですけれども、来月には「気球クラブ・その後」っていう映画がありまして(笑)、で2月には「エクステ」という園監督の映画がありますんで、
園:どうも有り難うございます
オ:今回ハザードをご覧になって気に入った方は是非、えー、見てあげて下さい(笑)
司:有難うございます(笑)深水さんお願いします。
深:そうですね、男の人だったらこの映画見たら、たぶんすごい嫉妬するようなうらやましい事たぶんいっぱいなんで、あと僕、気球クラブ出ているんで(笑)来月公開なんで、見て下さいv
司:有難うございます(笑)ジェイさん、お願いします。
ジ:元気な作品なので、みんな楽しんで下さい。
司:はい、みなさんどうも有り難うございました~

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2006年11月10日 (金)

虹の女神

8_2 「虹の女神」見てきました。公式サイトは写真からどうぞ。

突然見に行く気になったきっかけは、この長い休みの間の某日某所での話、なんですが。

「そういえば岩井俊二監督って最近何しているんですか?」
「岩井さんはほら『虹の女神』の製作入って、やってたよ」
「え、あれ、 監督も脚本も違いますけど」
「あれの元本がラジオドラマになる前から、岩井さんが相談に乗ってて、映画化も岩井さんがお膳立てしたんだって」
「何で本人が撮らなかったんですか?」
「本人自身の話も入っているから、っていう事らしいよ」

 というわけで、もう人が死ぬ映画はそれだけでうんざり、と思っていた不束者のワタクシも、岩井さんのお話と聞いては見ないではいられませんvv  どのあたりがご自身の話なのかは公式読むと出てきます。私も映画学科でも何でもないのですが、シーンで見たとたん、その「伝説」を思い出しました(笑) いや、クラシックマニアも似たような事をしていた時期があったので(^_^;)。

 これは死んだ人を懐かしむ映画ですが、同時に今、文字通り第一線で撮りまくっている映画人たちの、自分の過去へのオマージュでもあります。ハチクロやのだめでもそうですが、いわゆるそっちの道をvv選んだ学生さんには、大学の授業出てクラブ出て就活して社会人になった人・・・とはまったく別の濃度と重さを持った時が与えられています。そしてたいていの場合それは、いいようのないくすぶりとわだかまりと期待だけの「単なる準備期間」で終わる。単位や成績といった、成果を形にして残せるものの無い学生時代なのです。しかし今仕事として映像に係わっている人にとっては、それは自分の原点以前の、何かを生み出す「混沌」として、とても懐かしくいとおしい時なのでしょう。それが画面を通してきらきらと伝わってきます。そのこっぱずかしくもみじめでサイテーな日々を、原作者の前で惜しむことなくさらけ出して見せた岩井さんの心の内が、伝わってきます。失礼を承知であえて言うなら、その画面の中に、若かりし頃の高瀬カメラマンや青山監督や冨永監督たちが怒鳴られながら走り回っているのが、本当に目に見えるようです。これは実際に今映画に携わっている方にはたまらない映画なのではないでしょうか・・・オタクである、という共通点しかない門外漢の私でさえ、その熱意と失意のジェットコースターを心の底から懐かしく思いましたから。

 意外なところで思わず泣かされちゃったのは小日向さんでした。ネタバレになりますが、主人公のあおいが撮った自主制作映画が映画の中で流れて、その中にお寺のシーンがあるんですが、そこで住職登場・・・となったらいきなりお父さん役の小日向さんが!知らん顔して袈裟掛けて出てくるんですよ(大爆笑) 学生映画ですからね、もう人を頼むお金なんか全然無いですから「お父さん、お願いっ」になったと思うんですが、それに出ちゃう(!)お父さんのその顔が、いかにも真剣でまじめで、ついでに素人とは思えないほど上手くて(笑)、なんかそのギャグのようなビンボーぶりに大笑いした後、ジーンとキてしまいました。こんだけお馬鹿な(^_^;)映画にまじめな顔して出ちゃうお父さんが、あおいちゃんをどれだけいとおしく思っていたかが、その住職小日向さんのあたたかなまなざしに溢れていたからです。映画人あおい、ではなくあおいを丸ごと愛した父の、瞳がそこにありました。

 それと、映画の冒頭あおいの死が知らされた後、わざとワインディングした「ジュピター」が流れてくるのですが、それが、人が死に触れた時の奇妙な高揚感と狂気の淵を、これ以上ないほど見事にあらわしていて鳥肌が立ちました。それは結局、あおいの自主制作映画の出だしとして使われていたから主人公の頭に浮かんだだけ、と後でわかるのですが、この場面で使いたいから自主映画の出だしをこれにしたのではないかと思えるほど、凄い音、でした。きっとこの後、何度も繰り返し思い出す事になる、音だろうと思います・・・・


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2006年11月 9日 (木)

Gyao と CREA

長いお休みの間も、オダギリ氏が載っていると聞けば、30kmの道のりもモノともせず麓の(笑)本屋に通うワタクシvv どんだけ田舎に行っていたんだと思われるかもしれませんが、ちゃんと天気予報で東京と一緒になっている範囲です。
 で、Gyaoは表紙にはHAZARD記事としか出ていませんがオダギリ氏写真集です。Four Years Ago と基本的に変わっていませんが、このスチールカメラマン黒田氏に寄せるオダギリ氏のコメントが、面白かったです。

---撮影現場のスチールって、カメラの位置も含めて劇中のシーン、絵柄と同じものを撮るのが普通なんですが、黒田さんはそうではないんです。例えばリハーサルが終わって本番に移行するまでの、役者達が待機している時間・・・ふと何気ない瞬間にフォーカスを合わせたりする。もちろん映画に必要なカットも押さえつつ、そういった、一味違う独特の空気管を湛えた写真も撮っていただけるので、それがすごく好きなんですよね---

ここまで読んで初めて、私は山椒魚Annexの写真も黒田氏だった事を思い出し、とてもとても納得しました。そしてそれを「好きだ」と当の本人に言わしめる黒田氏の本当の凄さは、撮られた人にしかわからないものなのかもしれません。
というわけで(?)休みの間に携帯で拾ったPhotos by Joe Odagiri vv

Rep1_q00 Rep2_q Rep3_q








もしこれ、自前のハッセルブラッド使って撮ってるのなら、↑2枚目が一番「それらしい」感じがしますね・・・いわゆるアメリカンシネマっぽいストレートな固さと、メカニックな突き抜けた明るさの取り合わせが好きです。

 
  そしてさらに手に入れるのが難題だったのがCREA。私はオダギリ氏の記事が読みたかっただけなんですが、なんとこの号は天下無敵の「ヨン様大特集号」だったんですね~その田舎の小さな本屋さんには何と一ヶ月も前から「予約おとり置き」が通常の3倍入っていたそうですよ(確かに表紙は赤が基調・・・殴っ)。「今頃来たってないわさ」というお言葉にもめげず、食い下がった結果、お知り合いの家(本屋の知り合いではなく、本当に普通にお知り合いの家vv)に何軒も電話かけて下さり、隣村の本屋に在庫があることが判明。隣村つったってそこ、他県ですからっっ!というわけで、「ついでがあったら」持って来て下さる、という有難いお言葉に甘える事にしました。帰る当日、この秋最後の野沢菜と共に大事に自転車に括られてきたCREAには、ガッツリ荷物ヒモの痕が食い込んでいましたが(笑)何だか押戴くようにして受け取ってしまったのでした。
 で、肝心の中の写真ですが。あんまりにもカッコよくて、何だか木村拓○ぽかったです(どういう例えだ・笑)。私的には、ギャツ○ーで軽やかに踊る木村氏とイメージが被りました。この偏屈な被写体が(笑)珍しく嫌がりもせず芸能人らしいお面を素直に着けて魅せていますよ・・・カメラマンが何をドウ言って手懐けたのか、その手腕にモノスゴク興味の湧く写真でしたvv

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2006年11月 8日 (水)

"SAD VACATION"撮影中

先だって行った小倉で、地元誌に大きく取り上げられているそうですが、「SAD VACATION」12月をめどに撮影中だそうです。オダギリ氏の出演パートはもう撮り終わった・・・かな。次に「転々」が控えています。

公式の情報で出演者他が出ていますので、抜粋。


知的障害を持つ少女との行き場のない逃避行に向かう高校生を鮮烈に描き、国内外の映画祭でその才能を高く評価された『HELPLESS』(96)。バスジャック事件に巻き込まれ、生き残った運転手と乗客の幼い姉妹が運命に翻弄されながらも再生していく姿を感動的に描き出し、第53回カンヌ国際映画祭において国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞するなど世界中で絶賛された『EUREKA』(00)。そして本作は青山監督が書き下ろした小説「サッド・ヴァケイション」(新潮社刊)をもとに、6年ぶりに自らの故郷でもある北九州を舞台に万全を期して撮り下ろす、いわば現時点での集大成的作品。
主演に浅野忠信を迎え、石田えり、中村嘉葎雄、板谷由夏、宮﨑あおい、オダギリ ジョー、光石研、嶋田久作、豊原功補ほか錚々たる顔ぶれが集結した。

母に捨てられ、精神を病んだ父は自殺を図り、親も無く育った健次。ある日、運転代行の仕事で間宮と出会う。間宮が経営する運送会社には、過去を語れない者、誰かに追われている者、様々な者達が互いに詮索しあうことなく暮らしている。偶然にも間宮の妻・千代子が自分を捨てていった母であることを知った健次。そしてある思惑から彼らと共同生活を始めた。 逃れられない強い結びつきがそうさせるのか、血に呪縛され血に刃向かう健次、運命に導かれ運命に翻弄される母・千代子。再びともに暮らし始めた二人に待っていたものは

─ 出演:浅野忠信、石田えり、中村嘉葎雄、板谷由夏、宮﨑あおい、 オダギリ ジョー、光石研、嶋田久作、豊原功補ほか
プロデューサー:甲斐真樹
原作・脚本・監督:青山真治
撮影:たむらまさき
照明:中村裕樹
録音:菊池信之
美術:清水剛
編集:大重裕二
製作・配給:スタイルジャム 2007年4月完成予定


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見たい映画 11月

ただいま戻りました~
留守の間も見に来て下さっていた皆様、本当に有難うございました。いろいろと不手際がありました事、深くお詫びいたしますm(_ _)m

さて、見たい映画。

映画館へ行き、チラシを頂戴し予告など見て、二転三転しております・・・

<映画祭>
BOW映画祭・吉祥寺 11/4~11/17
坂口安吾映画祭   11/25~12/1   @イメージフォーラム
BOW映画祭・下高井戸 12/16~12/30

<上映中>
虹の女神      東宝系
明日へのチケット   シネ・アミューズ
キャッチボール屋  K'sシネマ
CHiLDREN            シネ・ラセット

<公開予定>
11/11~ HAZARD @シアターN渋谷
11/18~プラダを着た悪魔  @日比谷スカラ座
11/18 ~麦の穂をゆらす風    @シネ・アミューズ
11/18~ キング 罪の王     @アミューズCQN
11/25~エドワード・サイード OUT OF PLACE
     @ポレポレ東中野
12/9~ 王の男     @恵比寿ガーデンシネマ
12月~  長い散歩    @渋谷Q-AXシネマ

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