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2006年10月 7日 (土)

日本以外全部沈没

325391view004「日本以外全部沈没」見てきました。公式サイトは写真からどうぞ。

題名からお分かりと思いますが、この夏2度目の映画化成った小松左京の長編小説『日本沈没』のパロディです。ホントに(笑)日本列島以外の陸が全部沈没してしまった世界を舞台として、唯一の陸、日本にに殺到する人たちの悲惨さとたくましさ、突然世界で一番偉い人種となってしまった日本人の戸惑いと悲哀などを、面白おかしく描きだしたブラック小説です。
 有名な話ですが、これなんと小松さんご本人の許可を得て書かれていますv日本沈没のヒットを祝うSF作家たちの集まりで、星新一が題名を思いついて筒井康隆が一週間ほどで書き上げたらしいんですよ。 そしてこの年の「星雲賞」は、長編は文句なく「日本沈没」だったんですが、短編は「日本以外全部沈没」(笑)、話題になりました。国家主義や人種差別に対する強い批判や、人は自然に対しては無力であるという世界観は、私はむしろ「日本沈没」よりも、こちらのほうがよりストレートに力強く押し出しているように思います・・・もう、何から何まで徹底的に笑いトバしてますからね(笑)

 映画はパロディですから、もとネタをどのくらい知っているかで笑撃度は違ってくると思いますが、私はとりあえず休む間もないほど笑いっぱなしで頬がイタくなりました(笑)。写真はブルース・ウィル○と現カリフォルニア州知事「らしい」んですが!他にも、安泉純二郎とか、石山防衛庁長官とか気象予報士森田良純とかデーブ・スペクターとか(^_^;)ヤマのように出てきますvvええ、もう中韓の首相はおろか北の首領サマまで出てきますからね。「大丈夫なのか、コレ!」と思った方は決して口外しないように!(笑) それと、日本人夫婦と国際結婚をした夫婦、ハリウッドスター夫婦のそれぞれのおかれた境遇の違いから来る悲喜こもごもも、この手の映画としては丁寧に描きこまれていて好感が持てます。

 私はこのミギもヒダリも徹底して笑いとばす映画を翻訳仲間のガイジンたちと見に行ったのですが、外国人を叩きのめして快哉を叫ぶ場面で大笑いする、私を含めたふつーの日本人を見て、「初めて親近感が湧いた」と嬉しそうにニコニコしておりました。まぁ自虐史観などというものは、彼らにはただキモチワルイだけのものでしょうし、タタカイの果てにヘイワが来るのだと、まるで小学生の喧嘩のようなことを真顔で言っている連中ですから(笑)、日本人の「薄ら笑い」の向こう側にも「叩く」ファイトがあると知って、「仲間」を感じたのでしょう。 いや、石山防衛庁長官、かっこヨカッタですよっっっ!!!

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