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2006年10月31日 (火)

九州歯科大トークショー(2)

冨:あづきはずっとぶれずに存在しているんですよ。そういうシリアスな役どころなんです。映画の中には最低一人筋の通った人がいないとおかしくなるんですがその役があづき。
それ以外は(オダギリ氏のほうをむいて)活躍する、ちょっかいを出す、などの存在が目的になるわけで。一本の映画で二つの映画の雰囲気が楽しめたらいいなと思っているんですけど。
司:オダギリさんは、すきなキャラとかありますか。
オ:笛午村の兄弟・・・ですね。でも、わかんないんじゃないですかね(客席を向いて)
司:まぁ、見逃せない役っていうことですよね
冨:あの、レントゲン医師が山賊になるわけですが、それで山奥の村に行くと、すでに山賊になっている兄弟がいるんですよ。
で、それを芳一は家来にして、なんか、凄く気に入ってましたよね~オダギリさん。撮影の合間もずっとなんかしゃべっていて。あれ、何話していたんですか。
オ:んー・・・とね、ボク、けっこうS気なんですよ
司:な、なんですか、いきなり?
オ:いやいやいや・・・で、ちょうどいいM気の2人、だったんで(笑)いたずらしてましたね~
司:あの笛午弁は、難しかったと思うんですけれど
オ:あれはもう、丸暗記でしたね。監督しか分からない言葉ですから。大変でした。
司:今でも覚えていらっしゃいますか
オ:?
司:ちょっとやってみせてくれませんか。
オ:いや、ああいう記憶は一過性のものなんで・・ええ、もう忘れました(きっぱり)
司:では監督、最後に、この映画はどう楽しめばいいのか、その楽しみ方についてお話しいただけますか。
冨:ま、どうご覧頂いてもいいわけですけれども。そうですね、なるべく幼い人を連れて最前列で見ていただきたいですね。小さい子には、この(キンジローを指さして)こういうのは結構トラウマになると思うんですよね。
それで物心がつく前に見て貰って、タフな大人になって欲しい(会場笑)。子供にとってはこれはものすごい怪獣みたいに見えると思うんですよ。あとは・・・日本に全く耐性のない人とか。
司:どういう反応が返ってきたら嬉しいですか?
冨:「2回見たよ」と言われたら嬉しいですね
司:オダギリさんは
オ:そうですね・・・ま、皆さん歯医者さん、ということで・・・麻酔でも打って見ればいいんじゃないですか(笑)
司:どこに、ですか
オ:・・・打てるところに(笑)いろいろ考えずに感じて貰った方がいいかと思うんですけれど。
司:まぁほんものにせもの、というのを越えて、とんでもない方向にデタラメに・・・
冨:いや、デタラメとは言っていないですよ(笑)とんでもなくもないです。
司:あ、では、収まる方向に収まる、という感じで
冨:ほんとの話ですからね・・・まぁにせものですけどね(笑)庭で飼うとか無理なので。
司:でもほんと、良くできていますよね~ほんもののお話のように「小さい子には間違っても見せないでください」とかなりそうです。
冨:まあやっぱり、大人の人が来るのがいいんでしょうね(笑)

司:ではここからは学生さんからのご質問にお答えしたいと思います。
歯:えと、オダギリさんにお聞きしたいんですが、オダギリさんは歯医者というものについてどういったイメージをお持ちですか。
オ:うーん、難しい質問ですね・・・ボクは、昔から「対歯医者」的な立場を貫いてきていてですね(笑)最近は大分歯の大切さが分かってきたんですけれど
あの、虫歯になると、治療して神経を抜くじゃないですか。あれ、最初から全部抜いちゃえばどうなんでしょうね(笑)そうしたら虫歯になっても痛くないし入れ歯の苦痛もないし。
もうね、日本の医療もこれだけ技術が進んでいるんですから、この中のどなたかに是非頑張っていただいて、グローバルスタンダードに(笑)推し進めていっていただければなとそんな風に思います。
歯:今後のご予定とかお聞かせ下さい。
冨:今後、ですか?うーん・・・サスペンスとかやりたいですね。いや、これもそのつもりだったんですけれど(笑)もう少しちゃんとした形で・・・
(この間オダギリ氏はマイクをオモチャにしてまして、懐に入れては雑音轟かせて(笑)慌てて持ち直してました。その様子がいかにもワルギリでかわいかったです)
犯人がわかっているのかわかっていないのか、どっちでもいいようなものをやってみたいですね
司:監督、それはいつ頃メガホンを取って・・・
冨:あ、あれって、実際にメガホンなんて使う人いないですよ。
司:いえいえ(汗)いつ頃撮ろうと決めてらっしゃるんですか
冨:決めておかなきゃいけないですかね。まぁいつか、やりたいことはやりたいですね。
司:その時はオダギリさんは・・・
冨:オダギリさんとはもう今度も是非やりたいですね。次はもう三つに分かれる位の役で。レントゲン技師から山賊やってますから、もう大丈夫ですね。
司:では続編も?
冨:いや、幸いにというかなんというか・・・(オダギリ氏がちらっとガンをトバす)あ、これネタバレになっちゃうか。とにかくこの映画は一応終わっているので、えと、続きというようなものはないです。
次、ダルメシアンとか出てくるようなのどうでしょうね<すみません、ここよく聞き取れませんでした・・・>
司:ではまたでたらめで楽しい映画になりそうですか
冨:いや、デタラメじゃないですって(笑)
司:監督は、小さい頃どんなお子さんだったんてすか(笑)
冨:いや、どんなおこさんって言われても、ボクは普通に旅館の息子でして。想像力があったというか妄想癖?って言うんでしょうかね。そういうのはあったかなぁ
で、大学入ってから一応映画とか撮り始めて・・・(fade outしかける監督)
オ:(いきなり横から)あ、この辺はあんまり突っ込んでも面白くないですよ。
司:(ホッとしたように)そ、そうですか?では、次の質問お願いしましょうか。
歯:あの差し支えない範囲で結構なんですが、オダギリさんが特に親しくしていらっしゃる方とか、教えてもらえませんか。
オ:友人ね・・・ボクね、友だちいないんですよね・・・(笑)・・・・待って下さいね、今、考えてますから・・・うーん・・・
皆さん、歯医者さん、ですよね
司:の卵、ですね
オ:(無視)ボクは学生時代の友達、っていうかボクの場合俳優養成所時代の友達なんですが、その友達はいても、芸能界の方とは一人として友達にはなれてないですね。
それはまぁ僕の側の問題というか、ボクの人間性の問題でそうなってしまうわけなんですが、まぁ、学生時代はイイゼェ!っていうことで
歯:えー、映画に音楽にと、マルチに大活躍(ここでオダギリ氏苦笑してました)しているオダギリさんですが、今後の展開はどのようになっていくんでしょうか
オ:以前から音楽は好きで、ずっとやっていたんですけれど、メジャーになるつもりはなかったですね。何故かああいう形になってしまって。
司:ヴォーカルのつもりではなかった?
オ:自信がなくてですね ・・・ギターとかで参加するつもりだったんですが、勝手さんも商売なんで何もなしではいけないんでしょうね・・・不本意ではないですよ。お互い承知の上ですが
まぁあんまり、つっこまないほうがいいですよ(と自分で〆る)
司:で、今後の展開は・・・
オ:音楽は、地道にやっていこうとは思うんですが、時間がない、んですよね。まぁここにいらっしゃる方は歯医者さんということですが、先々の仕事って、こう、決められていくものなんですよね。
で次から次へと決まっていて、間に時間がないんですよ。だから音楽的な展開、というのは今のところ遠い、ですね。役者としては、北九州出身の監督、青山真治さんの作品に次に出ます。そのくらいで後は内緒にしておきますよ。
司:お二人はこちらでお気に入りの場所とかありましたか
オ:こないだ行ったチャーハンの店が、よかったですね。博多の中州のラーメン屋さんで、おいしかったんですよ。
司:え、ラーメン屋さんで?
オ:ええ、チャーハン食べました(笑)あの、小松政夫さんがご推薦ということで光石さんが紹介してくれたんですが、分かりにくいとこで、タクシーも知らないんですよ。何かこう中へズーーっと入っていくようなとこで、連れて行って貰いました。
あと、別の店で、おいしいうどん屋さんっていうのも教えていただいたんですが、そこにも小松さんのサインがドーンと。
司:そこはどんな雰囲気でしたか
オ:居心地良かったですね。何かの合間に行ったんですけれど。
司:しかしラーメンではなくチャーハンというのは。そこでお二人サインしていらしたんですか
オ:いえ、それはしませんでしたね。あ、さっき控え室で出前とってもらったんですが、そのチャンポンもおいしかったですね(笑)
司:北九州って、名物って何なんでしょうね(会場から、いろいろ声が上がっていましたが)
会:焼きうどん!
司:あ、焼きうどん!そうそう、ここ焼きうどん発祥の地、ですもんね
オ:マッタァーーーーー!(嬉しそうにデカい声出してましたよ)
司:監督、こんな話つまらないですか。
冨:いえ、つまらなくはないですよ
司:監督は、ちなみに何がお好きなんですか。
冨:ボクは、チャーハンです
オ:エッ、監督チャーハン好きなんですか
冨:うん
オ:アーッハハハハハハハハハハハハハッ(胸のすくようなデカい声で大爆笑してました)
司:どうしたんですか
オ:いやさっき楽屋で出前頼んだ時に、ボク強制的に監督にチャーハン注文しちゃったんですよ。監督チャーハンがいいですよって。そしたら、ホントに好きだったんですね~(笑い続けてる)
冨:(後を引き取るように)いや、そのさっきのお店でも、チャーハンって頼んだら「焼きめし一丁」って店員さんが言うんですよ。何かこう、本場ならではの奥深さっていいますか、感動しましたね。
司:焼きめしってチャーハンとどう違うんですか。
冨:炒めると焼くの違い、でしょうね
オ:(復活してきて会話に参加)チャーハンは違いますよ。
司:オダギリさんは・・・
オ:ボクは、チャーハンです。
司:そろそろ〆たいと思ってるんですがでも最後がこんなチャーハンの話では・・・
オ:でも今までで一番盛り上がりましたよ(まだクツクツ笑ってました)
冨:もうあの店分かんないかな
オ:いや、あれはわかりやすいですよ。ど真ん中だし。
冨:でも誰かに連れて行って貰わないと
オ:わかんないですね。うん。わかんない。

司:・・・こんな終わり方でいいのかという感じもしますが、監督、これからご覧になる方に一言
冨:今日はこれ、何人くらいいらしてるんですか
司:え、五千人?(学生さんの声がよく聞こえなかったようす)
冨:いやいや主催者発表じゃなくて実数で。(監督なにげにスゴい事ゆってます)
司:800人くらいだそうです
冨:800・・・大ヒットですね(笑)もう、ほんとにどうも有り難うございます。
オ:監督は、ご覧の通り、とても面白い方だっていうのが今日はわかっていただけたと思います(そんな紹介の仕方もどーかと思うが)。
で、こんな面白い方が作る映画なんですから絶対面白いんですよ(笑)どうか是非チケット二枚、買って行っていただきたいと思います。
司:そうしたらもう、ヒット間違いなしですね。冨永監督がこの映画で一番言いたいことって何なんでしょう。
冨:本当のところはどうでもいい、そういう事です。
司:有り難うございました。では、これで〆ということで、ご異議御座いませんでしょうか
オ:・・・(露骨にヤな顔しましたよ)
司:ご異議・・・なければ、オダギリさん、一言「異議なーし!」と・・・(これには会場が固まっちゃいました)
オ:・・・(下向いて、見るからに相当キてまして、正直どうするんだろうとハラハラしてましたら)
冨:いや、それはネタバレですよ。やめときましょう。(監督がこの日一番すてきに見えた瞬間でしたvv)
司:そうですか。それではお二人とも、今日は本当に有り難うございました。

最後まで読んで下さって有り難うございました。
今回は監督もオダギリ氏もほんとによくしゃべって、書くのが追い付かなかったところが多々あります。申し訳ありません。
でも特に後半、学生さんの質問を受けているあたりの2人はホントに楽しそうで、久しぶりに見たオダギリ氏の楽しそうな大笑いに、こちらまで幸せな気持ちになりました。
オダギリ氏、私を小倉まで連れて行ってくれて有り難うv
そして私が必死で書き取っていた紙が無くなりかけると見るや、だまって横からスッと紙を差し出してくれたMさん、本当に有り難う!
嬉しかったですよ~

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コメント

contessaさんこんにちは。初めてお邪魔いたします。しかしいたる所で公私共にお世話になっておりまして(笑)歯大祭レポ本当に本当にご苦労様でした。contessaさんのレポがいつも素晴らしいのは、そのキメ細やかさ、驚異的記憶力、場内の空気を読み取る深い洞察力は勿論の事、「愛」なんですね。当日会場迄足を運ばれるのは、極限られた方な訳で。レポを楽しみに待っていらしゃる「皆さんの為に」少しでも正確に、少しでも会場の雰囲気が伝わる様に、勿論ゲストの方の心の動きも含めて。全文読ませて頂いて、その「愛」の深さに涙しました。ホントです。何故なら私は正にcontessaさんの横で、お気楽にバカ笑い連発していた一人であり(反省)当日自身の眼で耳で心で感じ取った感動や喜び以上に、contessaさんの「愛」に感激したからです。あのタイトなスケジュールの中でよくぞここ迄。頭が下がります。いつもいつも「愛」溢れる素晴らしいレポを届けて下さって、本当にありがとう!!!

投稿: 堕美庵 | 2006年11月 2日 (木) 12時15分

堕美庵さん、こちらで初めましてv
いつも本当にお世話になっております。
そして今回はまたまた本当にお世話になりました。
有難うございました。
レポは、アナだらけでお恥ずかしい限りなんですが。
私、今年横浜の映画祭にお手伝いで出ていて、表にオダギリ氏が来ているのに何話しているのか全然わからなかった、という事があったんですよ(T_T)で、その時たしかmiriさんが書いて下さっていたレポ拝見して、すごく凄く嬉しかったですし、有難かったんです。
そのご恩返しといったら口はばったいですけれども、まぁ今年も残すところあと一回(^_^;)頑張りたいと思いますvv

投稿: contessa | 2006年11月 2日 (木) 22時12分

こんにちは。
contessaさんの洞察力、記憶力、文章力、表現力にいつも感服してます。そして限りない「愛」にも。その場にいなくても手に取るように分かるレポですもの。
当日はただただスクリーンと舞台を見つめているだけでした・・・・・
いつもありがとう、contessaさん。

投稿: Yuko | 2006年11月 5日 (日) 13時47分

いえいえ、無事にその場にたどり着けたのも、オダギリ氏をひたすらうっとり眺めていられたのも(^_^;)ひとえにYukoさんのおかげです。いつもいつも何から何まで本当に有難うございますm(_ _)mファンを束ねてのオダギリツアー・ツアコン兼ガイド、これも「愛」あればこそ、ですよ・・・これからも金魚のふんは(笑)どこまでもくっついて回る所存でございます。どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

投稿: contessa | 2006年11月 5日 (日) 19時44分

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