« 「プライベート・ライヴス」 | トップページ | オダギリ氏のスーツ! »

2006年9月18日 (月)

問題アリv

 今日は、お墓参りに行ってきました。最近の少子化の影響からか(^_^;)主人の親戚には1人で2つのお墓を守っている人が何人かいます。それが奥様の筋で遠隔地だったりするとお彼岸だけで全部にお参りできません。そこで、その中でも、うちのように「こだわらない」(笑)家が持ち回りで、ずらして皆さんに御一緒して頂くわけです。
 楽しみなのが、お寺の和尚さんが書いて掛けている軸です。お好きで、御年に似合わずとても闊達な筆捌なのですが、文言が、なんていうかとても生々しくって、あんまりお寺っぽくないんですよ(笑)それがとても面白い。ひょっとしたら理を知らぬ生臭な伴天連に、合わせて下さっているのかもしれませんが(^_^;)

 で、今日は「抽刀断水水更流」
  李白の、「叔雲餞別」の中の一句です。
 「刀を抽(ぬ)きて水を断てば、水は更に流れ」
  意味は読んでそのまま、刀を水の流れに振り下ろしても、水は更に更に流れていく、という事なんですが。

  そこで和尚から、出来合いのもので下の句をつけましょう、というお題が出まして。

  私がつけたのが
  「われても末に遭はむとぞ思ふ」(崇徳院。落語でお馴染み)

 和尚がつけたのが
 「憂しと見し世ぞ今は恋しき」(藤原清輔朝臣)

 2人とも現在の状況に鑑み、なかなかに有るまじき下の句(笑)
  相当に問題アリと見ましたが、如何v


 

 ちなみにこの句の対は「挙杯消愁愁更愁」
 「杯を挙げて愁いを消せば、愁いは更に愁う」
 李白にも、こんな酒の日があったという事で。


「宣州謝眺楼餞別校書叔雲」  李白

棄我去者 昨日之日不可留
乱我心者 今日之日多煩憂
長風万里送秋雁
 対此可以酣高楼
蓬莱文章建安骨
 中間小謝又清発
倶懐逸興壮思飛
 欲上青天覧明月
抽刀断水水更流
 挙杯消愁愁更愁

人生在世不称意
 明朝散髪弄扁舟

我を棄てて去る者は 昨日の日にして留むべからず
我が心を乱す者は 今日の日にして煩憂多し
長風 万里 秋雁を送り
 此れに対して 以て高楼に酣なるべし
蓬莱の文章 建安の骨
 中間の小謝 又た清発
倶に逸興をいだいて壮思飛び
 青天に上りて明月をとらんと欲す
刀をぬきて水を断てば 水は更に流れ
 杯を挙げて愁を消せば 愁は更に愁う

人生 世に在りて 意にかなわず
 明朝 髪を散じて 扁舟を弄せん

|

« 「プライベート・ライヴス」 | トップページ | オダギリ氏のスーツ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103190/11937722

この記事へのトラックバック一覧です: 問題アリv:

« 「プライベート・ライヴス」 | トップページ | オダギリ氏のスーツ! »