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2006年8月 2日 (水)

ストレンジャー・ザン・パラダイス

068

これも、観客がぎっしりで嬉しくなってしまった作品。ジャームッシュ監督作品では、むしろ「ダウン・バイ・ロー」とか「パーマネント・バケーション」の方が人気あると思うのですが、私自身はこれが1番好きなので、上映されてうれしかったですv それと、スキンヘッドや鼻ピアスのたのしそーな若いお兄さん達が(笑)たくさん見に来ていて、その人たちにすっごくウケてて、何度も大笑いが巻き起こっていたのも嬉しかった。この↑天然大ボケトリオは確かに突っ込み所満載ですv

 実は少し前、実家の父代理としてガイジンとご飯食べる席に同席させられまして、話題がないので映画の話をフッたんですが(^_^;)公開中の映画は見ていない人もいるので古い映画の話にシフトしていって、この映画も話題の一つになってたのを見ながら思い出しました。ネタバレになりますが、私はカノジョがクリーブランドに向けて発ったあと、野郎2人が賭けポーカーでお金をまきあげる(^_^;)シーンがイマイチよくわからなかったんですよ。そしたら、あれはアメリカ人が東欧の人々に抱くイメージが背景にあって、要するに純朴でまじめな堅物なので、たぶんあの太った眼鏡の男が、彼らをカモにしようと思って連れて来た。それを逆にカモられたので激昂した、というところなんじゃないかという説明でした。ソノ感覚は、明らかにレイシストのそれとは違うものでしたが、でも、というかだから余計に、海の向こうの黄色いおサルにはワカンなかったですけどね(笑) そのガイジンに言わせると(1人はジャームッシュファンでしたv) そういうまなざしは,この映画のあちこちに見受けられるそうで(室内で帽子かぶったままだったり、シアーズでワンピース買ってきたり、タバコの銘柄だったり)、それがとても突き放していながら something warmhearted なところが、ジャームッシュにしては珍しいんだと熱く語ってくれましたよ。そしてそういうビミョーな立ち位置をキープするのは、実はアメリカではとてもむつかしい事であるということも。
 ジャームッシュが、映画を観る側ではなく、むしろ撮る側の熱を掻き立てる理由が、その時何となく、わかった気が、しました。

 あの日、映画館で爆笑していたお兄さん達も、いつか一本、撮ってくれたらと、今は心ひそかに切に願っています。。。。

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