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2006年6月30日 (金)

「来日40周年記念THE BEATLES DAY」

今日は、「来日40周年記念THE BEATLES DAY」ということで、J-WAVEで一日ビートルズを流しておりました。

 私はサスガにリアルタイムでは聞いていないのですが(笑)、それでも友達には、年嵩の親戚や兄弟などの影響でファンだという人はずいぶんいました。それとリスナーの皆さんのメールにも多かったのですが、私たちの頃もこれを英語の教材に使う教師が結構いて、それで覚えている曲がいくつかあります。以前ここに書いた私のヒサンな初恋の相手も、ご多分に漏れず、いつも口ずさんでいましたね・・・それでビートルズ聞こうと思わないところが私のカワイクナイところ、なんですが。

 当時、私は世間様に背を向けて、なぜかクラシックオタクだったんですよ。で、ビートルズ聴いても、趣旨には感動するけど、技術的にも演奏内容としても音楽として凄いと思えたのは、もっと後の時代に出てきた人たちの方で、どちらかというと「古い音楽」っていう感じしか受けなかった。後年、ジョン・レノンがオノ・ヨーコと出会って曲想がどんどん変わりそれまでとは違ったタイプのファンが増えた時も、何だか先駆者の傷みばかりが耳に付いて「この人マーラー聞かないのかな」とか思っていたくらい(ンなもの絶対聴かないって・笑)。でも、たった一つですが、強烈な思い出があります。

 ある日。
 普段あまり話したことのないクラスの子が、「屋上行かない?」とお弁当を持って誘ってきました。たぶん教室に私しかいなかったからだろうと思います。よく晴れた秋の日で、はっきり言って屋上寒かったんですが(笑)2人で柵にもたれて座りました。すると唐突に、その子が嗚咽を漏らしました。「ジョンが死んだの。撃たれて。」
誰?と聞き返さない程度には私も無粋ではなかったです(^_^;)、が、それでもに二重三重にショックでした。あんなに警備が厳重な生活に慣れている人があっさり撃たれた、という事と、その事で号泣している人が今隣にいる、ということと。その子はそこからずっと泣いて、私はずっとその肩を抱いたままでした。お昼休みがすんで、5時間目が始まってもそのままでした。そして私自身には悲しいと思う理由はなにもない筈でしたが、彼女の手を握るうち、いつしかその悲しみが私にも押し寄せてきていました。私には、まだ失って泣くほど惜しいものはなにも無い事を、心のどこかでぼんやり思いながら。

「これから、どうなっちゃうんだろ・・・・」
「ね・・・・・」
その時、彼女の肩越しに見上げた空は
見事に抜けるように高く、眩しく、明るくて。


芥川のいう
「将来に対する漠然とした不安」とは
こんなものかと、
その時私は少しだけ、安心したのでした。



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