« 牧子Doll | トップページ | ドルパの商品(1)タバコ »

2006年4月26日 (水)

ブロークン・フラワーズ

150xブロークン・フラワーズを試写会で見せて頂きました。公式サイトはこちら です。





今年見たくて見たくてずっと待っていた映画2本目です。
ジム・ジャームッシュ監督最新作。

一言でいうと、監督、変わりました。それをどう受け止めるかは、今までどれくらいジャームッシュ作品を見たか、そのどこにどれだけ惹かれて見続けてきたかによって、人それぞれだと思います。私は、とりあえず監督ファンなら「マニアな一作」として、見ておいてもいいのではないかと思いますが、ご期待に添えるかどうかは保証しません。大雑把なたとえですが、例えばずっと随筆・短編を書いていた人がいきなり大衆小説を書いた、くらいの違いはありました。「将来に対する漠然とした不安」を抱えた芥川龍之介が、長生きしたら菊池寛になったのか、という感じ。「南京の基督」が「真珠夫人」になってるわけです。でも、両方とも名作であり、皆に親しまれていることには変わりはないですよね。
そう思えば、関連イベントのやさしい色遣いのショップやかわいらしいケーキにつられて、ちょっと観にいく、ぐらいの気持ちでいるのが一番楽しめるかもしれません。私ならデートに使うなぁ。最大関心事が映画じゃなくて相手vの時は、こういうおしゃれでわかりやすくて後に何も残らないのが一番です。何より話題を豊富に提供してくれるので(笑)あとで2人でおしゃべりするのがきっと楽しいと思いますよ・・・。

おしゃれ、と書きましたが、出てくる人はエラくみすぼらしい人ばかりです(笑)そんなに真剣に見る映画ではないのですが、途中から「アメリカってこんなに病んでいるんだ~」とマジでシンパイになったくらい(笑)そのくらいみじめに落ち込んだ人ばかり出てきます。あるいは、人生で一度でも女誑しに引っかかるとその末路はヒサンなのよ~の見本市みたいな。娘をもてあまし自分自身も自立できないでいる母、共依存でベジタリアンの硬直夫婦、キャリアを捨て神の領域に達した(!)セラピスト、頭脳「簡潔」なワイルドライダーとのDV関係に辟易している妻、そして現実をいつまでも「見せてもらえない」でいる青年・・・一方で、老いたりといえどもこのオジサン、往年の手練手管は決して衰えてはいませんで、そんなつもりではなかった花屋の店員さんまで一撃必殺です(笑)。女誑しは天賦の才能、というのがよーくわかります。

試写の前に、インリン・オブ・ジョイトイさんと、青田典子さんと、石田純一さんのトークショーがありまして、恋についてvvいろいろ語って下さいました。そういう具体例を参考に(笑)身近な人にこっそり当てはめてみるのもイジワルでいいかもしれません。

試写会は、ここでお世話になっているYukoさんが当てて、ご一緒させていただきました。トークショーも含め、本当に楽しく充実したひと時でした。有難うございましたm(_ _)m

|

« 牧子Doll | トップページ | ドルパの商品(1)タバコ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103190/9771697

この記事へのトラックバック一覧です: ブロークン・フラワーズ:

» 感想/ブロークン・フラワーズ(試写) [APRIL FOOLS ]
ジム・ジャームッシュ監督最新作『ブロークン・フラワーズ』。『ロストイントランスレーション』のビル・マーレイ主演。もーね、なんかすっとぼけ作品です。キッチュな中年男のお話。4月29日公開。 『ブロークン・フラワーズ』            ひと財産を築いた中年男のドン・ジョンストンの半生はけっこうな女たらし暮らし。結婚する意志もなく、同棲中の彼女が愛想つかして家を出てくところから物語スタート。ほどなく届いた差出人不明のピンクの手紙には「あなたの子供が19歳になります」てな一文。身に覚えの無いド... [続きを読む]

受信: 2006年4月27日 (木) 08時44分

» 沁み入るおかしみ「ブロークン・フラワーズ」 [That's the Way Life Goes]
[:映画:] 「ブロークン・フラワーズ」 公開初日。 2回目の上映で、客の入りは7割くらいか。初回でなく2回目にしたのは席を事前に確保しておきたかったからで、その中で一番早く観れる回にしたのだ。 それぐらい待望の映画。 期待にそぐわぬ可笑しさ満載。  ドン(ビル・マーレイ)のところに届いたピンクの封筒。 それは20年前に自分の子を宿したという女性から、実は自分の息子を産んでいたという衝撃の告白の手紙だった。 世話焼きの隣人・ウィンストンの手配で、ドンは息子の母親探しの旅に出ることに…。 ... [続きを読む]

受信: 2006年4月30日 (日) 00時34分

» 映画のご紹介(128) ブロークン・フラワーズ [ヒューマン=ブラック・ボックス]
ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(128) ブロークン・フラワーズ-ビル・マーレイあっての ブロークン・フラワーズ。 恋人(ジュリー・デルピー)が出て行った。 出て行った恋人と入れ替わりのようにドン(ビル・マ....... [続きを読む]

受信: 2006年5月 3日 (水) 19時58分

» 映画「ブロークン・フラワーズ」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Broken Flowers この映画、またまたビル・マーレイが、ロスト・イン・トランスレーションしてるよね。あのポーカーフェイスのまんまで、哀愁に満ちた時が過ぎる・・。 差出人不明のピンクの手紙に綴られた、まだ知らぬ19歳の息子の存在、そこから過去... [続きを読む]

受信: 2006年5月 4日 (木) 02時29分

» ブロークン・フラワーズ [まぁず、なにやってんだか]
連休中のレディースディでチケット売場が大混雑しているなか(子供連れがほとんど)、「ブロークン・フラワーズ」を観ました。外の大混雑とは反対に、この映画は空いていて20名程(9割が女性で1割はシニアの男性)の観客でした。 ポスターの写真を見ただけで「これは感動ものの作品かも」と大いに期待していました。 ドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)のテンションの低さというか、寂しげなたたずまいというか(いつもジャージに革靴なのよ)、これで話がちゃんと進むのか、と心配になってしまいました。でも、おせっかいな... [続きを読む]

受信: 2006年5月 4日 (木) 20時20分

» http://www.brokenflowers.jp/ [この映画にひとこと!]
映画館で見るととてもいいのに、もう一度見てみようとDVDを借りたりするとこれが眠くて眠くてとても我慢できない映画がある。どうもこの「ブロークン・フラワーズ」もその類のようだ。 ビル・マーレイのキャラと映画の間合いやテンポがとてもしっくりした作品だ。いくら...... [続きを読む]

受信: 2006年5月 7日 (日) 21時54分

» ブロークン・フラワーズ [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
さえない、やる気のなさそうなくたびれた感じの中年の男性、ドン・ジョンストン。何故かはわからないのですが、ドンはもてるのです。 ある日、ドンのところに届いたピンクの手紙に書かれていたのは、「あなたと別れて20年。あなたの息子は19歳になります。」という言葉。お節介... [続きを読む]

受信: 2006年5月12日 (金) 07時27分

« 牧子Doll | トップページ | ドルパの商品(1)タバコ »