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2006年4月20日 (木)

かもめ食堂

Photo_1 公式サイトはこちら





「予想に反して」大ヒット、なんだそうで。映画業界の人ってほんとに失礼ですよね~このメンバーで、監督が荻上直子さんで、本は群よう子さん書下ろし、っていうそれだけでどれだけの集客能力があると思ってるんでしょう(笑)。しかも期待を裏切らない爆笑の連続です。あんまり皆さんが遠慮なく笑い続けるので、なんだか映画館ではなく家で見ているような(笑)くつろいだ気分になってしまいました。これは、映画サイズ的にはDVDでしょうけれども、映画館で見知らぬたくさんの方と「しあわせ」を分かち合うのが醍醐味なんではないでしょうか。もし見逃してDVD鑑賞になったら、友達+家族も巻き添えにして(笑)是非どうぞ。

うまいなぁと思ったのは、監督の話の収め方です。写真の3人の他に、アリ・カウリマスキ監督の「過去のない男」のあのおじさん(マルック・ペルトラ氏)とか、日本のアニメをこよなく愛する青年とか、夫に逃げられて鬱になりかけのアル中おばさんとか、出てくるんですが、みんなそれぞれいくらでも重く大きく扱える話を抱えています。でも監督はそれを生えるがままのうっそうとした巨木にはせず、上手にすっ、すっ、と刈り込んでいって、かもめ食堂の窓辺に並べられたトピアリーのようにしてしまうんですよ。そのさじ加減のおかげで、笑ったあとに、きらきらした幸せ感が少しずつ確かな実感を持って積み重ねられていきます・・・溢れんばかりの大きさでもなく、かすかに底に残るのでもなく、それぞれ、ちょうど人の心に収まる大きさで。

それと、これを見たら恩田三姉妹の話はしないわけにいきませんvvあの時は3人の息が実に実にぴったり合っていて、だからこそ「何が起きても大丈夫」なノリのアドリブ緊迫感(笑)が面白かったんですが。今回片桐はいりさんがいわば「一人切り込み隊長」になってまして、そのぴったり立ち上がっている関係性をゆるくほどいていきます。進化した3姉妹、とはご一緒してくださったYukoさんのお言葉ですが、まさしくそんな感じです。時効警察方面に高度に(笑)進化したと私も思います。 ちゃんと猫も出てきますよ~そのあたり公式も是非御覧下さいvv

この食堂が日本にあっても、きっと舞台は成立したと思いますが、でもでもやっぱりフィンランドにどうしても行ってみたくなる、そんな距離感が素敵な映画でした。


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