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2006年3月10日 (金)

嫉妬の香り(10)

 放送当時1番某所掲示板が盛り上がっていたのは、どうやらこの回のようです(笑)。オダギリ氏の変質者ぶりは本当に見事としか言いようがない。特に後半の、川原さんのホテルの部屋でおもちゃを並べるくだりは、画面のこっちでそれまで笑って見ていた人さえ一瞬凍りつかせるような、真に迫った狂気、でした。オダギリ氏が目当てで見ているのでなければ、まったく知らない俳優さんだったらその演技力はもう手放しで褒めちぎりたいところなんですけれどね(笑)。今見るとオダギリ氏ならむしろ当然、のように見えるからファンって残酷ですv でも掛け値なしに、このシリーズ中ココまでのところでは、1番演技に集中しその底力を見せ付けたシーンだったと思います。狂っているその背中に、同情を寄せ付けない、人の心の奥底をむき出しにしたような生な怖さがあるんですよ・・・ちょっとだけですが、私はショーン・ペンを思い出しました。賛否あると思いますが、私にとっては「人間の弱さ」をさらけ出す事にかけては右に出るもののない、この世で1番嫌な役が出来る、この世で1番スゴい役者さんです。今の段階ではそれは比ぶべくもありませんが、方向として、このドラマでヤッた(笑)事はオダギリ氏大事にして欲しい、と今回思いました。
 それと、本上さんが今回復讐の女神になるのですが、「どんな役でもできる人」ばかり時効警察のほうで見慣れているせいか(笑)、ここまで役者本人のキャラクターが役に色濃く出てしまう人はかえって新鮮でした。もう、全然コワくないvvでもこれで本上さんに次のお仕事が来なくなったらカワイソウですし、女優さんはイメージが大事ですから、あんまり本気で怖くならなくてもいいですよ、とか、途中から何だか同情してしまいました・・・こういう方は、元が美しくても怖い顔が美しく見えないので、損ですよね。
 堺さんはますます美しくけなげで儚い悲劇の王子様を、本当に微塵もいやらしさを感じさせることなく、張り詰めた緊張感を維持することに成功しています。「素に戻らない」強さ、は舞台で鍛えた人の特権ですね。オダギリ氏とは別の意味で、出てくる度に目が離せないです。

<主な出来事>
 寺脇さんに、パリオペラ座の設計担当という仕事が来ます。河原さん達が結婚する時の約束だったこの大仕事に、寺脇さんは本上さんを連れていくと言い、川原さんはまたも子供の話をしそびれます。一方オダギリ氏から衝撃の事実vを聞かされた本上さんは、堺さんとよりを戻そうとしていた矢先だっただけに、堺さんを奪った川原さんに対する激しい復讐心にかられ、寺脇さんを誘惑し、その姿を川原さんに見せ付けます。その川原さんに子の父親は堺さんだとはっきり言われ、さらに逆上した本上さんは、慣れない策を弄して寺脇さんを自宅ベッドまで引きずり込みます。ところが見せ付けてやろうと呼びつけた川原さんの代わりに現れたのは堺さん。川原さん一枚上手です、といいたいところですが、その川原さんも到底太刀打ちできないのがオダギリ氏v  彼にとことん追い詰められた川原さんは走って逃げる途中、階段から落ち、母子共に危険な状態となります・・・

*この回オダギリ氏は婚姻届まで持参するのですが、あと1時間後にテレビに出てくるであろう婚姻届とは天と地ほども違いますですよ、ほんとにvv
同じ人とは思えない、というのは古来役者に対する最大の賛辞ですが、そういう事以前に、素で(笑)、私はもう心の底からそう思いました・・・・



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コメント

conさん、こんばんは。 「20分後」が「1時間後」に、こそっと直してあって、流石だな~と感心した(バラしてゴメンなさ~い。(笑))miriちゃんでした。 さぁ、あと3分で始まっちゃう~!! ではでは。

投稿: miri | 2006年3月10日 (金) 23時12分

miriさんこんばんは~

>「20分後」が「1時間後」に、こそっと直してあって

そうなんですよ~
もう放映前、どのくらいパニックだったかわかります?(笑)
いつも↑このレビュー書くのに1時間ぐらいかかるので、ふと気が付くと11:10、なんてことはザラで、そのつもりでいたら
今日は素で1時間間違えました。デジタル時計見ていて間違えるんですから、もう末期です(笑)

・・・只今は何だか放心状態です。
頑張って時効最後の感想書きますv

投稿: | 2006年3月11日 (土) 00時28分

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