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2006年2月 7日 (火)

「キネマ旬報」主演男優賞の記事

 表紙から、オダギリ氏の紅いシルクシャンタンのコートジャケットに感心しきりです。帽子かぶったらそのまま「ジョニーデップ」と言われそうな服を持って来たスタイリストさんも勇気あると思いますが、それに違和感なくなじんでむしろしっかり着倒しているオダギリ氏には男気を感じます。その秘めた気合がカッコいいし、女性にとってはさらに艶っぽいし。

 コメントも、面白かったです。日刊スポーツの映画大賞でゲストの北野武さんが「役者だったら一度は主演で賞を取るべき」と語って、それを今回オダギリ氏は思い出したんだそうで。うーん、それは北野氏はひょっとしたら一般論として語ったのかもしれないけれど、私もそれは誰よりもオダギリジョーに向けて発信された言葉だと思いたい。っていうか映画好きなら、オダギリ氏のファンでなくても、今絶対その胸倉をつかんでガンガン叫んでやりたい言葉です。主役に関しては「責任重大、二の足を踏む」んだそうで、本人が嫌なものを無理強いは出来ませんが、それなら誰の言うことなら聞いてくれるんだろう、とさえ思います。北野監督を脅した方がハヤいのか?(殴)
 その嫌だ、という気持ちは、たぶん裏返せば「もっと自分で納得できる演技をしたい」という積極的な気持ちのあらわれだろうと思います。でも、キネ旬担当者よりも早くオダギリ氏に受賞を知らせてくれたという(笑)同時受賞の堤真一さんが、続くページに「年をとって、いつも同じ場所で酒飲みながら演劇論戦わすだけの人間にはなりたくなかった」という趣旨のコメントを載せていて正直びっくりしたのです。あの堤さんがそんな事を考えさせられていたなんて、そんな闘志をうちにかきたてられていたなんて、とこれが役者と呼ばれる人たちの、正直な本音なんだろうと改めて思わされました。オダギリ氏と堤氏の年の差は10才。10年経ったら、オダギリ氏もなりふりかまわず主役を張ってくれるようになるんだろうかと、期待を込めつつこれからも、その活躍を遠くから見ていたいと思います。

あと、他の号では見られない、テレビドラマを一年分まとめて「映画的に観る」という「2005年テレビドラマ総括」という企画があります。私の見た中でなるほど、と思ったのは「不思議なジーン」でした。「不思議なジーン」はオダギリ好きのお母さん友達の間でも誰もDVD買っていない、っていうくらい不評だったんですが(^_^;)記事によると向田邦子賞取ってる由。最初レンタルで、オダギリ氏の出ているとこだけ見た私(殴)は、なんか「不思議」な作風につい全部借りちゃったのですが、その「不思議」感の正体が、これでやっとわかりました。なるほど、目指していたのは向田邦子ワールドだったんですね~あの人気最優先キャスティングでしかもラブコメじゃない、って、私的には全然想定外でした。うーん、見る人が見ればわかったのか。オダギリ氏が出ている向田邦子的「情況」芝居、っていうのは実は私が切に見たいモノの1つだったんですが、そうか、あーなるんだ・・・と今改めてちょっとびっくり。もう一度借りてくる気になりましたです。。。

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コメント

はじめまして。オダギリジョーさん関連のレポートを探しさまよっていて、こちらに辿り着きました!涼と申します。
オダギリさんの先日の日本アカデミー賞での素っ頓狂な髪型にのけぞって以来突然彼が気になりだした、オダギリファンに片足の爪先をつっこみかけてる程度の私にとってこちらでの映画試写会でのお話などはとても貴重かつおもしろかったです。今後もひっそりと参考にさせていただきますね。
オダギリさん出演以外の映画の感想やレポも充実していておもしろかったですし、DEADMANがお好きだとか、スルツカヤさんの笑顔に感涙なさったとか、アル・パチーノ氏のベニスの商人でシャイロックが「普通の人」として描かれていたお話とか、ちょこちょこパソコン画面の前でうんうんそうなんだよね~ほんと!と勝手に共感してうなずきまくった結果、勢いで書き込みを…と意気込んだもののここまで書いては消しつつ1時間かかったヘタレです。
それであの、ちょっと気になったのですが上記のドラマ「不思議なジーン」とは「不機嫌なジーン」の間違いではないでしょうか?

投稿: 涼 | 2006年4月 6日 (木) 20時39分

涼さん

こんにちは。初めまして。
過去に遡ってずいぶんたくさん読んで下さって、本当に有難うございます。
長いばかりでたいしたことは書いていないので、「オダギリファンに片足の爪先をつっこみかけてる」方にはきっと徒労感が(^^ゞ
おわびにもならないのですが、右フレームの下のほうに「リンク」してある「オダギリアリスティック」様に行けば今日のオダギリからあしたのジョーまで(殴)全てが一目瞭然です。是非お訪ね下さい。私も日参してますvv
>不機嫌なジーン
すみません、検索よけで崩すこともあるのですが、これは素で間違えてました。探してしまいましたか?申し訳ありませんでしたm(__)m

投稿: contessa | 2006年4月 6日 (木) 22時11分

contessaさん

お返事ありがとうございます。
不機嫌なジーンは、当時なんとな~く小林聡美さんめあてにみていたドラマだったので私もタイトルうろ覚えだったのです。
検索かけてみて確認したんですが…そうか、検索よけなさることもあるんですね。これに関してはちがうみたいですが、あやうくちょっとした老婆心からいらぬツッコミをしてしまうところでした。いやはや気をつけます…。
『アカルイミライ』を映画館で観て涙して以来、テレビや雑誌で視界の片隅をよぎるたびに「んんっ!?いやいや…」と3年間オダギリさんを「はまるとめんどくさい存在」として避けてきたのですが、もはや手遅れのようです…。
「オダギリアリスティック」様もチェックしてきましたが(すごい情報量!)、こちらにもこれからちょくちょく遊びにきますのでどうぞよろしくお願いします。

投稿: 涼 | 2006年4月 8日 (土) 16時05分

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