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2006年1月20日 (金)

嫉妬の香り(3)

 このブログの他のカテゴリのお客様から「↑面白そうだけど見られないヨ」とメールを頂戴しました。調べたらDVDビデオも出て無いんですね、これ。そのうちオダギリ人気に乗じて発売される・・・・とは絶っっっっ対思えないので(笑)、このドラマが放映されていた時大変賑わっていたと伝説の(笑)2ちゃん某所スレ過去ログを進呈しました~(おい)。

で、ご存知の方には申し訳ないのですが、ここで簡単に構成を。各回に起きた「主な出来事」も書きました。それから私は、見てない人でも絵が浮かぶよう、また間接的なネタバレ防止の為に、役名は書かないんですが、事情が特殊ですので、今回だけ、書きます。
本上まなみさん(ミノリ)と堺雅人さん(テツシ)が結婚間際。ただし本上さんは過去に破談の経験があり、そのせいで仲は良いのに距離があります。
それから川原亜矢子さん(政野早希)と寺脇康文さん(政野英二)が夫婦。仕事上もパートナーで、典型的なDINKSですが、そのこと自体に2人とも倦んでいます。
で、寺脇さんの会社のプロジェクトに本上さんが抜擢され、河原さんの仕事・夫婦ダブル「嫉妬」の始まり。あてつけに、河原さんは堺さんを誘惑しますが、堺さんは逆に罪悪感を募らせます。
オダギリジョーさん(浅井誠)は、河原さんを慕う部下です。四人が自ら泥沼にのめり込んでいくのを見て、引止めにかかる(ふつー誰でもそうすると思います・笑)。ただしそれは自分が「蚊帳の外」に置かれているから、嫉妬からです。 

話としては、ここから四人がお互いに疑心暗鬼になり先を争うようにどんどん深みにはまっていく・・・ところが面白いので、はっきり言ってオダギリ氏はいらない(笑)筈なんですが、テレビって、そんな簡単じゃない、というのが、ちとわかってきたように思います。テレビは、何でも、どんなものでも微細に映し出せる代わりに、映画と違って「観客が飽きる」。つまり時間の制約があるんですね。5分かければ気持ちの流れが万華鏡のようにさまざまに現れては消えるところを、CMはあるしチャンネルは動かせるしで(笑)作り手はそれを一瞬に収めて、あるいは切り取って、魅せなければならない。そこにばっさり捨てられてしまうものがある。そして捨てた分は、どこかで別の形でくっつけないといけないわけです。省略と増幅のループ。うーん・・・これって少年漫画、に似た構成だと思うんですが、どうなんでしょうかね。

原作でとても好きだったのは、香りで浮気を「知らしめる」という手口。今までも使っていたのですが、この回で川原さんが仕掛けたものにいよいよ本上さんが気づきます。これ、無言電話やかみそり手紙(!)よりずっと素敵だし、しかも「相手は私」と堂々と宣戦布告するあたりがカッコイイッ(こら)。画像で見ると、小説よりもっとさりげなくてあざとさが消えて良かったです。そこに、深いもの、熱いものがどくどくと脈打つように感じられるのも、香りならでは。それがとても説得力がありました。原作には無いシーンですが、第1話でオダギリ氏が憧れの川原さんのハンカチの香りをそっと嗅ぐ所も、絵としてとても美しかった・・・尊敬と憧れの入り混じったきれいな気持ちが形になったようで、素敵でした。素に戻って考えると、この時点でこの部下は既にアブナいんですけどね(笑)


 

<主な出来事>
寺脇さんが、香りの研究をしている大学教授にレクチャーを依頼。軽井沢在住の教授の元へ、社員と本上さんとで一泊出張。ところが事情で社員は同行できず、さらにホテルも取れていなくて寺脇さんと本上さんは寺脇のアトリエに泊まる事にします。この2人はこうなってもまだどうということは無いのですが(笑)、東京に残された川原さんと堺さんはそれを知って平然としていられよう筈も無く、2度目のアヤマチ・・・しかも会社でイタスものだからオダギリジョーがそれをしっかり目撃して、声にならない絶叫・・・ 川原さんは堺さんに自分の香りを殊更に付け、それに本上さんが気づきます。

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