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2005年12月29日 (木)

ジキルとハイド

こんなことしてるから忙しい年末がよけいタイヘンになってしまうのですが(笑)、日生劇場の今年の千秋楽に行って参りました。鹿賀丈史さんの「ジキルとハイド」というミュージカルです。最近歌舞伎にいっていなくて、仕事で見てるDVDがカルトなストレートプレイもの続きだったので、ちょっと最初、ミュージカルという形に気持ちが慣れませんでした。あと、千秋楽というのはお客の側も打上げみたいなもので、その日の出来にかかわらずご挨拶として大拍手するので、他の日に見ておきたかったかなとも思いましたが(だからいつ?笑)

えーと、鹿賀さんは、きっと昨日は調子が最悪だったんだろうと思います。もっと上手い・・・と信じたい(笑)。全般にどなたもテンション高めで一本調子で声に色が無かったんですが、特に鹿賀さんは、ハイドの声を出してしまった後は音の高低だけで変身(!)していて、元が厚重い声の人ですから何を歌っても色は全部ハイド、結果的にジキルが全然際立たなかった。この人は役者ではあるけれど歌手ではない。歌におんぶに抱っこではなく、役者としての鹿賀さんを生かす演出上の工夫が欲しいところでした。マルシアは声は大きいんですが声質が軽くて細かい。暗さや深みとは無縁の声。2度舞台で見て2度とも娼婦の役だったのですが、もっと能天気で可愛い役のほうが向いていると思います。日本の芝居にはなかなか出てこない役ですが(笑)例えばモーツァルトのオペラの、パパゲーナとか、スザンナなんかぴったり。そんな感じでした。
反対にびっくりするほど上手かったのが鈴木蘭々。私は役者が歌うミュージカルの時は、お金を取って歌を聞かせる以上、少なくとも音痴は御免蒙りたい・・・程度の甘い点数付けで見ています。だけど昨日はエマが本当に正しく「美し」かった。この人だけが歌を最後まで微塵もぶれることなく安定して歌いこなし、さらに1人だけ声に自在に色付けをし歌で演技をしていました。そのせいで、鹿賀さんや浜畑さんは、役者としては素晴しくても基本的に歌手ではないので、一緒に歌っていて見事にかすんでいました。だれかさんは舞台の上で音を修正されてさえいました(笑)。3回もはっきり半音落として気づかずにいたら、それは音痴と呼んでもいいと思うんですが、どんなものなんでしょうかね。まぁ普段は日本のミュージカル見ていてそんな事気にしないのですが、彼女があまりにも凄かったという事で。
それから石川禅という人はこの日初めて見ましたが、テンション高い人が集まっている中、この人だけがさらっと演技をこなしていてアンカーマンの役を見事に務めていたと思います。役者としてとても頭がいい。映画や小劇場で見てみたいタイプの人でした。

鹿賀さんつながりだと思うのですが、客席に昨日は加賀まり子さんと岸朝子さんがいらっしゃいました。お2人とも本当にお綺麗でした。

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