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2005年11月 9日 (水)

メゾン・ド・ヒミコⅡ

都合7回観にいったのですが(笑)今週で都内の公開は終わるので、最後に見てきましたv何でこんなに通いつめたのか、8回めにして今日やっと、わかった気がします。

今日は水曜で女性1000円なので、いつもはCPが多い映画ですが、どちらかと言うと私と同じおば様多目、の日でした。そして子を学校に送った帰りで比較的まともな格好をしていたのが災いしてか(こら)、知らないおば様に話しかけられました。私は小さい時から引越しが多かったので、初対面だろうとなんだろうと、たいていの人とは愛想良く話すことができます(でも、基本はオタク・笑)。このおば様は、本来韓国映画ファンで、でも今日は友達の誘いも断り勇を振るって、ちょっと違ったジャンルの映画に挑戦してみようと思ったんだそうで。既に受付のお姉さんと顔なじみになってた(笑)年の近い私に、どんな映画なのか、どこがいいのか聞いてみようという事のようでした。

うーん、しかしごく普通の家庭の、お嬢さんも成年というおばさまに、この映画は面白い、んでしょうか?おばさま、今日はお友達のお誘いに乗ったほうが良かったんじゃ・・・(殴)そして思ったとおりというかなんというか、お互い見てる映画も全然違い(^_^;)・・・話を何とかあわせていると「どうしてそんなに何回も見にいらしてるの?」という話になりました。まさか年甲斐も無く、ひたすらオダギリジョーが綺麗だから、とも言えず(笑)、私はつい「柴崎コウさんが好きで。」と答えました。この映画を、田中さんと柴崎さんの父子愛の話としてみれば、このおば様にもわかるんではないか、とも思ったのです。介護やその家族の話題は、きっとこの年頃のおば様の生活範疇には入っているはず・・・

でも映画が終わって映画館を出たら、またまたこのおば様につかまってしまいました(笑)。「難しかったわ~どういう風に見たらいいの?」現代美術の得体の知れない展示の前でよく受ける、その同じトーンで質問が(笑)。そこまでカルトな映画だとも思いませんでしたが、まぁせっかくの1000円をいい思い出にしてあげたいという老婆心から私は「たとえ体のつながりが無くても、いい関係でいられるのっていいですよね」というようなまるで乙女な答えをしてしまい(恥)、そしたらおば様はそれを瞬時に理解して(笑)速攻でパンフレットを買いに走って行かれましたvv(中の人、私に感謝してください・笑)

で、その後姿を見ながら私は唐突に、自分が今まで本当に、柴崎コウ演ずるサオリを見に来ていたのだ、という事に思い至りました。映画の中で、喪失を目の前にした春彦の気持ちはイタイほどわかるし、最後に歌う「♪母は涙を浮かべていた」では、やるせなさ、切なさを澱のように湛えた「生きる哀しみ」がひしひしと伝わってくる・・・それを観にいっていたとばかり思っていたのですが。
実際は、ほんとのところ私は、サオリがうらやましくて仕方が無かった、んですね。いつかサオリのように軽やかに「(正木さんなら)キスしてもいいよv」と言えるようになりたかった。あんなふうに怒りも怖れも丸ごと、体当たりであの人たちとつきあって、その先へ行ってみたかった・・・。映画見ている間はほんとうにサオリになりきって(笑)、そしてそれが楽しくて見に行っていた・・・んだと思います。

DVDの値段分くらいは既に映画館に支払っている気がしますが(笑)、出たら絶対買うと思いますvvこれから全国で公開が続くようですから、宜しければ是非。

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