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2005年7月14日 (木)

SW3

SW3今年、私は誕生日に、知人を1人テロで失いました。ガイジンですのでお互い、肝胆相照らすというわけにはいきませんが、でも私の事を言葉の本当に意味で「知って」いてくれていた人だと思います。ここの所ずーっとその事で、慣れない英文のメールを読んだり書いたりしていました。年をとって自分の脳力以上の事をすると、頭だけでなく体にも悪いということがよくわかりました~(泣)

水曜日、ガッコやカイシャの家族を尻目に1人でSW3見に行ってきました。私は主人と子供にハメられた口なので見方がもともと浅いのですが(汗)アナキンがダースベイダーになる話だけは、エピソード4を初めて見せられた日からずっと、1人でじっくり見たかったので、満足です。彼らの感想も楽しみですけどね。
字幕が今回本当に残念だったのですが、英語のせりふの端々に現れるアナキンとオビワンの深い信頼関係、素敵でした。まるで次兄と末弟のような気のおけない「やりたい放題」者同士。他のジェダイと違って成長してから修行を始めた二人は、ともすれば感情の制御が利かず、でもだからこそ生き生きと感じられる高揚した士気、心の通い合い・・・良かったです。しかしアナキンを人間として成長させるのにはオビワンは最良の師でしたが、最適なジェダイマスターではなかった。見ているとわかるんですがオビワンのよさである「人間」の部分が、アナキンの中にダークサイドに堕ちる隙を育ててしまっているんですね。オビワンは、人間にはダークサイドに通ずる部分がある、ということも含めて「人間」が好きなんですが、でもそれはジェダイとしては許されない部分・・・私もここにすごく共感するがゆえに、アナキンには本当に泣かされてしまいました。結果的に見れば、このダメダメな弟子2人が全ジェダイを破滅させてしまったんですけど、それがクワイ=ガン=ジンの遺志だったのではないかと思うほどに、私はこの輝ける2人の異端児が好きです。

これを見た後でエピソード4.5.6を見ると、SWは単純~なわかりやす~い勧善懲悪アメリカン映画、ではなくなると思います。世の中そんな単純ににわりきれるものじゃない・・・話が先頭に戻りますが、今回長い長い英文手紙のやり取りのうちで、私が一番慰められたのは、このフレーズでした。そして今回のテロがそのままイスラム教徒などへの憎しみに転化するといった短絡的な考えには、幸いな事に出会いませんでした。前回のテロの時某国の大統領が発した「俺達はこれから十字軍になるのだ!」という子供のような怒りよりも、何倍も、大人で、ある意味したたかでした。そしてこうした時、ともすれば弱りそうな心を互いにしっかりと支えあう術をも、かの国の人たちは歴史の中で会得しているのでした。

こんなことが起きた後でも、私はアナキンが、ダースベイダーが、人間が、心の底からいとおしいと思います。そしてこうして血も涙も流しながら共に生きていくべく与えられたこの世の中に、感謝したいと思います。

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